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阪神・佐藤輝が意地のマルチ 中日の小笠原とマルティネスから快打に納得「少し手応えを感じた」

スポニチアネックス / 2024年6月26日 5時17分

<神・中>4回、右前打を放つ佐藤輝(撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 阪神0-1中日(2024年6月25日 倉敷)

 佐藤輝が意地の2安打を放った。2試合ぶりに「6番・三塁」で先発し、4回2死一塁で小笠原から右前打、1点を追う9回2死では守護神・マルティネスから左前打し、一打サヨナラの足がかりを築いた。特に9回は、4球続いた外角低めのスプリットを軽打。カウント2ストライクの「あと一球」から、背番号8が執念を見せた。

 「最後は何とか塁に出たいところで出られたので、良かった」

 複数安打は16日ソフトバンク戦以来で、左右の剛腕からの快打に「少し手応えを感じた」と納得の表情を浮かべた。この日の4打席で、目下100打席連続ノーアーチと「大台」に乗ったものの、本人は意に介さない。状態上向きの兆候を喜び「明日からも頑張る」と力強く言い切った。

 年に一度の倉敷開催で、3万超の観衆が声援を送った。「ありがたい。(甲子園で)勝っているところを見せられるように」。聖地での2連戦で、竜への倍返しをもくろんだ。(八木 勇磨)

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