周囲を笑顔にさせる松原聖弥 苦しむ西武を笑顔にさせる存在になれる
スポニチアネックス / 2024年6月26日 7時18分
いつものやりとりが楽しみだった。巨人から西武にトレードで移籍した松原は、巨人時代、1学年下の担当記者を見つけると「今日は仕事で来てんの?」とイジってくれた。「(松原)聖弥さんに会いに来ました」と返すと「俺に聞くことなんてなんもないやろ」と笑いながら丁寧に取材に応じてくれた。
巨人担当の若手記者は、東京ドームがナイター開催なら、午前中は川崎市のジャイアンツ球場で取材してから移動する動きが定番。「今日もナイター?頑張れよ!(吉川)尚輝によろしくな」と送り出してくれていた。前日の1軍の試合の話題に必ずなり、欠かさずチェックしていることが伝わってきた。
断酒や食生活の改善にも取り組み「今季あかんかったら終わりやとしか思っていない」と背水の陣で挑んだ今季は、キャンプ、オープン戦とアピールに成功し開幕1軍スタート。だが、9試合に出場も13打数2安打、打率・154と苦しみ、4月15日に出場選手登録を抹消された。それでも「必ずチャンスがあると信じて頑張る」と気落ちしている姿は見せず。阿部監督から指摘された「技術はいい。腹くくっていくところは、行かなきゃ」という精神面の課題克服に取り組んでいた。
周りにいつも笑顔があふれていた。指揮官も「どうせお前、打てないから」と愛のイジりをしながら、グラウンドで笑顔で会話をするシーンが多く見られた。先輩、後輩問わずに仲が良くモノマネも得意。「一塁を駆け抜ける梶谷」といった人の特徴を捉えることに長けていた。ドラフト4位で入団した泉口も、キャンプ中にゴルフに行くなど、すぐに仲良くなり、2軍降格となった際も「すぐに連絡しました。聖弥さんがいると心強い」とルーキーの心もつかんでいた。移籍先の西武には、巨人在籍時代に映画を一緒に見に行くなど、公私ともに仲の良かった炭谷もいる。
トレード発表後、ジャイアンツ球場で「一日でも早く馴染んで、1試合でも多く勝ちに貢献できるように」と意気込みを語っていた松原。コミュニケーション能力が高く、チームに溶け込むのに時間はかからないはず。最下位に苦しむ新天地で、笑顔が弾ける姿を楽しみにしている。(記者コラム・小野寺 大)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
西武・松原聖弥の決意 雑草魂で若き外野陣を引っ張る 新天地で原点回帰
スポニチアネックス / 2024年6月27日 8時3分
-
巨人で挫折「くすぶっていました」 松原聖弥、西武移籍で決意「もう1度やってやる」
Full-Count / 2024年6月25日 11時52分
-
【巨人】松原聖弥が西武への交換トレード後に心境明かす「不安な気持ちの方がデカいかな」
東スポWEB / 2024年6月24日 18時39分
-
食生活改善、断酒…「毎日がラストチャンス」今季に懸ける松原聖弥 「育成の星」が西武で再び輝く
スポニチアネックス / 2024年6月24日 16時7分
-
巨人・松原聖弥と西武・若林楽人が電撃トレード…開幕後は初の成立、球団発表
Full-Count / 2024年6月24日 11時37分
ランキング
-
1陸上日本選手権の裏で…男子100m今季世界最高9秒77が誕生、サニブラウンのパリ五輪強敵に
THE ANSWER / 2024年6月29日 15時8分
-
2大谷のホームランダービー出場に待った! 本人は乗り気でも渦巻くMLBとドジャースの思惑
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月29日 11時27分
-
3オリ首脳陣が試合後に猛抗議 野球規則は最低30分中断も規則細則が優先 敷田責任審判「我々の権限で」
スポニチアネックス / 2024年6月28日 23時17分
-
4習志野高校って凄い!雨中断のZOZOマリンが“夏フェス”会場と化す
スポニチアネックス / 2024年6月28日 21時38分
-
5田中希実、5000m3連覇で史上初3年連続2冠! 800m出場から2時間15分、鉄人ぶり発揮【陸上日本選手権】
THE ANSWER / 2024年6月29日 18時14分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください