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加瀬亮 来年前期「あんぱん」で朝ドラ初出演 ヒロイン父役「元気な空気を届けられたら」

スポニチアネックス / 2024年6月26日 12時2分

25年前期朝ドラ「あんぱん」でヒロインの父役を演じる加瀬亮

 女優の今田美桜(27)が主演し、ヒロイン・朝田のぶを演じる2025年度前期のNHK連続テレビ小説「あんぱん」に、俳優・加瀬亮(49)が出演することがわかった。26日、同局のドラマ公式X(旧ツイッター)で発表された。

 加瀬が演じるのは今田演じるヒロインのぶの父・結太郎。結太郎は商事会社に勤め、仕事で各地を飛び回り、妻と娘3人をとても大切にしているという役どころ。加瀬は今作が初めての朝ドラ出演となる。

 加瀬は「台本を読む限り、マイペースな穏やかな、それでいて芯のある人のように思いました」と役の印象を語り、「結太郎は実父が望む生き方の外を選んで歩いた人ですが、のぶ自身も当時の価値観の外で自由に息をしている子です。彼女が彼女らしくあれるように暖かく見守っていける存在になれたら」と意気込み。

 朝ドラ初出演となるが、「自分自身の親や祖父母も含め、多くの方々が朝の楽しみにしているドラマだと認識しています。共演者たちと共に元気な空気を届けられたら」とした。

 さらに「『あんぱんまん』は子供の頃に1作目の絵本だけ読んだことがあります。絵がとても好きでした、洗練された絵ではありませんでしたが、どこかポカポカおっとりとしていて。やなせさんの、ぜんぜん売れなかったけど描き続けたという話や、戦争体験からの信念があるという話、そういうところも魅力でした」と加瀬。「今回ドラマの話をいただいてから久しぶりに絵本を読み返してみたのですが、『ほんとうの正義というものは、けっしてかっこうのいいものではないし、そして、そのためにかならず自分も深く傷つくものです。』と作者の言葉が寄せてあって、再びとても感銘を受けました」と明かした。

 物語はのぶの故郷・高知から始まる。高知の印象について「四万十川の美しさが印象に残っています」とコメントした。

 国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家やなせたかしさんと妻・小松暢さんがモデルの物語。戦争を生き抜き波瀾(はらん)万丈の人生を送ったやなせさんと、支えた妻の愛と勇気を描く。ヒロイン・のぶの夫、柳井嵩(やない・たかし)役を北村匠海が演じる。漫画家夫婦をテーマにした朝ドラは2010年に放送された「ゲゲゲの女房」以来となる。

 クランクインは今年9月ごろを予定。

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