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大谷翔平 先頭24号で今季MLB最長&球団タイ69年ぶり9戦連続打点「打つ球をしっかり打てている」

スポニチアネックス / 2024年6月26日 12時2分

<ホワイトソックス・ドジャース>初回、先頭弾を放つドジャース・大谷(撮影・西尾 大助)

 ◇インターリーグ ドジャース4―3ホワイトソックス(2024年6月25日 シカゴ)

 ドジャースの大谷翔平投手(29)が25日(日本時間26日)、敵地でのホワイトソックス戦に「1番・DH」で先発出場。4打数2安打2打点の活躍を見せ、チームは3連勝で今季50勝目を挙げた。第1打席で2試合ぶりの一発となる24号を放ち、今季メジャー最長、球団歴代タイの9試合連続打点。通算200本塁打まではあと5本とした。第3打席でも右前適時打を放って今季60打点とし、3試合ぶりのマルチ安打をマークした。今季折り返しの81試合を終え、キャリアハイをマークした2021年の46本塁打を上回る48発ペースとなっている。

 試合後、大谷は中継局のインタビューに応じ「打つ球をまずしっかり打てて、ボール球を見送れているのが一番いいと思います。特別なことはしていないですけど、自分のしっかりとしたアットバット(打席)を理解することでチームにとってもいい結果が生まれるのではないかと思います。ブルペン陣に関しては今までずっと素晴らしい仕事をしているので、1点でも多く取って楽に投げさせてあげたいと打撃陣は思っている」と話した。

 また、先頭打者本塁打を放った際に一塁ベースを踏みに戻ったプレーについては「踏んだか、踏んでないかちょっとわからなかったので一応戻ったという感じです。最初は入ってくれないかな、越えてくれないかなと(打球を)見ていてバットを持ちすぎていたので、(一塁コーチャーの)クレイトン(マッカロー)に置いていけと言われて、自分にその後に踏んだか分からなかったので戻りました」と説明した。

 大谷のバットがいきなり火を吹いた。初回、右腕のフレクセンに対してカウント2―2と追い込まれたが、外角のカーブを粘り腰でスイング。やや泳がされた形でとなったが、打球はフェンス際で右翼ファムのグラブに当たってギリギリでフェンスを越えた。バットを持ちながら打球を見て走っていた大谷は、一塁ベースを踏み忘れたため一塁ベースを戻って踏み直し。今季2度目、通算8度目の先頭弾を放った大谷はそこからダイヤモンドをゆっくり一周した。打球速度93.8マイル(約150.9キロ)はメジャー7年目で最も遅い打球速度での一発で、球団では1955年のロイ・キャンパネラ以来、69年ぶりの9試合連続打点となった。

 ホワイトソックスが初回に3点を奪い、1―3と勝ち越されて迎えた3回は先頭打者。フルカウントから右腕フレクセンが6球目を投じようとしたところで大谷がタイムを取ったため、敵地ファンからブーイングが起きた。しかし、大谷はブーイングにも動じず、続く6球目の低めシンカーを見逃して四球を選んだ。1死後にはフリーマンに12号2ランが飛び出し、すぐさま同点に追いついた。

 豪快な一発の次は確実に走者を還す打撃だ。3―3で迎えた4回2死一、三塁。1ストライクから右腕フレクセンの内角低めカットボールを引っ張り込むと、109.5マイル(約176.2キロ)の痛烈な打球で一、二塁間を破って勝ち越し点をもたらした。これで今季60打点とし、リーグトップ64打点のブレーブス・オズナ、フィリーズ・ボームの2人に4打点差。打率、本塁打はリーグトップをキープし、3冠王を狙える位置につけている。

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