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伊東勤氏 芯外されても運ぶドジャース・大谷の規格外のパワー

スポニチアネックス / 2024年6月27日 1時31分

<ホワイトソックス・ドジャース>初回、先頭弾を放つ大谷(撮影・西尾 大助)

 ◇インターリーグ ドジャース4―3ホワイトソックス(2024年6月25日 シカゴ)

 【伊東勤 視点】初回のホームランは、この打席で初めて見るカーブだった。直球が2球ボールになった後、カットボール、チェンジアップでカウント2―2。5球目、大谷はカーブをバットの先で拾った。捕手のリーはタイミングを外して“打ち取った”と思っただろう。だが、打球はスタンドへ。芯を外されても運んでしまうパワーは規格外。相手バッテリーはショックだったと思う。

 2点を追う第2打席は、先頭として見極めて四球で出塁。これが生きる。大谷は盗塁成功率が高い。相手バッテリーは警戒して直球主体にならざるを得ない。1死後、フリーマンはこれを読み切っていた。直球一本。長打を警戒して内角には来ない、と踏んで外の低めを狙い打ちして逆方向の左翼席に運んだ。「一塁走者・大谷」が打たせた同点2ランと言ってもいい。

 第3打席は初球の甘いカットボールを強振してファウル。2球目、膝元のボール気味に来た同じ球種を右前に運んだ。直前の1死一、三塁でビジオが浅い左飛に倒れて2死。流れを失いかねない場面だったが、アジャストしてヒットを打ちにいった。試合の流れを読み、求められる仕事をする。チームの勝ち星も、打撃の数字も、自然とついてくる。

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