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ロッテ・益田 小林雅英超え球団単独最多228S 吉井監督「体の強いいい投手」入念ケアで13年目金字塔

スポニチアネックス / 2024年6月27日 5時32分

<ロ・楽>スタンドのファンと益田の228セーブを祝福するポランコ(左)と中森(撮影・長久保 豊)

 ◇パ・リーグ ロッテ4-1楽天(2024年6月26日 ZOZOマリン)

 球団史のトップに名を刻んだ。ロッテの守護神・益田直也投手(34)が、3点リードの9回を3者凡退で締めて6年連続8度目となる2桁10セーブ目。プロ13年目、723試合目の登板で「幕張の防波堤」として君臨した小林雅英を抜き、球団新記録となる通算228セーブ目を積み上げた。2位につけるチームは2連戦2連勝で貯金4。首位を独走するソフトバンクを必死に追う。

 打たれると子供たちが泣くこともあった。家で野球のことを考えて機嫌が悪くなり、妻に苦労をかけたという思いもある。益田は「成功より失敗した記憶の方が、頭に凄く残っている」と言った。

 「幕張の防波堤」の異名を持つ小林雅英の227セーブを抜き、球団最多を更新する通算228セーブ目は3者凡退で記録した。3点リードの9回に登板。先頭の浅村を右飛、続く鈴木大を左飛に抑え、最後は渡辺佳を持ち前の伸び上がるような150キロ直球で空振り三振に斬った。勝利の記念球は先発で白星を挙げた1回り以上の13学年下の中森に譲ろうとしたが「もらってください」と固辞された。

 小林雅英氏は自身が4年目だった15年から4年間コーチと選手の間柄で「雅さん」と呼ぶ。口調も成績にも厳しく「叱咤(しった)激励してもらった」と感謝する。特に印象的だった言葉は「俺の成績を超えてから文句言え、クソボケ」。お立ち台でこのエピソードを披露し「連絡してみようかな」と言って笑わせ「(球団通算セーブ数で)追い越せたのは良かった。会ったらあいさつぐらいしてきてほしい」と続けた。

 入団1年目の12年から昨季までの12シーズンで11度も50試合以上に登板して2度のセーブ王にも輝いた鉄腕。アマチュア時代からトレーニングやケアを重視し、プロ入り後も継続している。1年目ながら全体練習の走量が足りないと感じるとコーチに相談して走り込みの量を増やしたという。それは13年目の今季も同じ。抑えの経験もある吉井監督からも「本当に体の強いいい投手」と称えられた。

 次の目標は名球会入りの条件でもある通算250セーブ。「少し痛いところがあってもプロの世界で投げられている。チームの勝ちを優先し、腕がちぎれても投げたい」。新たな防波堤となり、チームを荒波から守る。(神田 佑)

 ▼楽天・鈴木大(益田とは11年ドラフト同期で同い年。19年までロッテでプレー)何セーブかは近くで守ったり、同じチームでやらせてもらっていた。同期、同学年で特別な思いは凄くある。凄いと思うし、チームを超えて素直におめでとうという気持ち。

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