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【陸上】16歳の久保凜、パリ五輪出場は「目標」 25年ぶり高2女王かけた日本選手権が27日開幕

スポニチアネックス / 2024年6月27日 5時3分

久保凜

 陸上のパリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権が27日から新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで始まる。参加標準記録突破の選手が優勝すれば代表入りが決まる中、女子800メートルに出場するのが久保凜(16=東大阪大敬愛高)。今季、グランプリ(GP)シリーズで3連勝を飾るなど飛躍を遂げる高校2年生が、目標に掲げる五輪出場に向けて挑戦する。

 極めて難しいチャレンジでも、16歳が「目標」に向かって走る。昨年の全国高校総体で1年生にして女子800メートルを制した久保は、今季に入ってさらなる成長ぶりを示してきた。4月の選抜中・長距離大会で田中希実(ニューバランス)に競り勝ち、5月3日の静岡国際、同12日の木南記念とGPシリーズで3連勝。6月16日の近畿高校総体で大会新記録となる2分3秒50をマークし、自身の持っていたU18日本記録を更新した。

 昨年末、東大阪大敬愛高陸上部の駅伝(長距離)を束ねる野口雅嗣監督(55)から言葉をかけられた。「来年、800でパリ五輪を目指そう」――。当初、本人は「少し目標が大きいかな」と感じたというが、GPシリーズを重ね、気持ちは変わってきた。

 「GPのレースを(優勝して)通過していく中で“頑張ってみよう”と少しずつ思えるようになってきた。今、目標にしています」

 初めて挑む日本選手権。29日に予選、30日に決勝が実施される女子800メートルで再び田中希実らと競い合う。高校2年で同種目を制すれば、99年の西村美樹以来となる25年ぶり。パリ五輪参加標準記録は1分59秒30で、杉森美保の持つ日本記録(2分0秒45)をも上回るが、可能性はゼロではない。いとこであるサッカー日本代表の久保建英(レアル・ソシエダード)からも刺激を受ける16歳が全力で勝負する。

 ◇久保 凜(くぼ・りん)2008年(平20)1月20日生まれ、和歌山県串本町出身の16歳。小学1年からサッカーを始め、串本JFCでプレー。高学年のときに祖母のすすめで駅伝大会に出場し、区間賞を獲得した。潮岬中から本格的に陸上を始め、23年に東大阪大敬愛高に入学。サッカーをしていた頃は女子日本代表MF澤穂希やブラジル代表FWネイマールが好きだった。1メートル67。

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