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西武・松原聖弥の決意 雑草魂で若き外野陣を引っ張る 新天地で原点回帰

スポニチアネックス / 2024年6月27日 8時3分

 覚悟を感じた入団会見だった。巨人から若林との交換トレードで西武に移籍した松原聖弥外野手は25日、スーツ姿でベルーナドームを訪れ、報道陣の前で決意を語った。

 「2、3年くすぶっていたので…。またチャンスが来たと思って新天地でもう一度やってやろうという気持ちです」

 8年目の29歳。16年育成ドラフト5位で巨人に入団し、21年には135試合に出場して規定打席に到達した。打率・274、12本塁打、37打点、15盗塁をマークした実績がある。しかし、今季は開幕1軍スタートも9試合で打率・154と苦しみ、4月15日に出場選手登録を外れた。近年は外野争いの激化で出番が減少していた中での移籍。西武の外野陣は若手が多く「年齢的にもチームの中心になれるように。ジャイアンツは年上の人が引っ張っていく環境の中で野球をやっていたけど、僕が引っ張っていけるような存在になりたい」と自覚もにじませた。

 名門の宮城・仙台育英では公式戦のベンチに入ったのは2年秋だけで、レギュラーになったことはない。プロでも背番号3桁からのスタートで「ちょっとした挫折ではくじけない雑草魂がある。そういう部分は負けない」。努力でしがみついてきた野球人生だ。

 モットーは「野球を楽しむ」。新天地で初心を思い出し「もう一度、思い切って、楽しんで野球をやりたい」。新天地で、もうひと花咲かせる。(記者コラム・福井 亮太)

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