ハンドボール元日本代表“レミたん”土井レミイ杏利氏がパリ五輪でフジ系メインサポーター就任

土井レミイ杏利氏

　フジテレビは27日、ハンドボール元日本代表の土井レミイ杏利氏（34）が、7月26日に開幕するパリ五輪の同局系メインサポーターに就任すると発表した。

　土井氏は1989年、フランス人の父と日本人の母の間に生まれ、小学校3年生の時にハンドボールを始めた。フランス1部リーグのチームとプロ契約を結ぶなどフランスで活躍後、日本でもプレー。日本代表では19年5月に主将に就任し、東京五輪では精神的支柱としてチームを牽引した。今年5月に今季限りでの引退を発表していた。

　アスリートとして活躍する一方、動画投稿アプリ「TikTok」では「レミたん」としてフォロワー数700万人を誇る土井氏。フジテレビからのオファーに「最初は正直驚きでしかなかった」としつつも、「普段スポーツとは縁のない方にスポーツの素晴らしさを伝え、縁のある方にもまだ見たことの無い競技に関心を抱いてもらい、更にはあらゆる競技に精通している方にも新しい角度から各競技の魅力を伝えていけたらと思ってます」と意気込みを明かした。

　気になる競技については「正直本当に全ての競技、全ての選手のストーリーが気になってます」と言い、「そんな中であえて選ぶのであれば（ハンドボールと）同じ団体球技全体、個人的にハマっているゴルフ、そしてパリオリンピック唯一の新種目であるブレイキンに注目したいです」とコメント。

　「今回のオリンピックの開催地が僕の生まれ故郷でもあるフランスということで、競技の結果をそのままお伝えするだけではなく、現地で報道され注目を集めている日本人選手の記事やニュースなども合わせて、ワールドワイドな視点でたくさんの魅力を伝えていけたらと思っています。全力で務めさせていただきますので楽しみにしていただけたら幸いです。よろしくお願い致します」と視聴者へ向けてメッセージを送った。

　土井氏は28日には同局の夕方の情報番組「Live News イット！」に番組スペシャルキャスターとして出演。その後もスポーツ、報道、情報番組に出演し、土井さんならではの視点でパリ五輪の魅力を伝えていく。