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古市憲寿氏 電動スーツケース走行容疑で初摘発に「行政がレーンを整備して分けない限りはこの問題は…」

スポニチアネックス / 2024年6月27日 10時44分

フジテレビ

 社会学者の古市憲寿氏(39)が27日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。またがって移動できる「電動スーツケース」に乗って歩道を走行したとして、大阪府警福島署が26日までに、道交法違反(無免許運転)の疑いで中国籍の30代女性留学生=大阪市此花区=を書類送検したことに言及した。

 署によると、電動スーツケースを巡る同法違反容疑での摘発は全国初という。書類送検容疑は、3月31日、大阪市福島区の歩道で、無免許で電動スーツケースに乗って運転した疑い。女性は「乗り物と思っておらず、免許が必要とも思わなかった」と否認している。

 女性が乗っていたスーツケースにはハンドルや三つの車輪が付いており、アクセルやボタン式のブレーキもあった。最高時速は13キロで、原動機付き自転車に区分されるという。女性は中国のサイトで購入したと話している。

 番組が取材した電動スーツケースの販売業者は、「公道では走れないなど注意喚起はしていたが、購入者がどこまでルールを認識していたかは分からない」と話しているという。

 古市氏は、電動スーツケースだけでなく電動キックボードも含めた道交法違反について「まゆをひそめるだけではしようがないなと思っていて、例えば日本は東京を含めて自転車専用道路とか、行政の整備が圧倒的に遅れていると思う」と指摘。「世界中の大都市がどこも自転車専用レーンを整備したりとかして、とにかくモビリティー、特に自動車以外の移動手段をたくさんつくろうとしているわけですね。でも日本は、(山梨県)富士河口湖町をはじめ外国人がたくさん来る所なのに、自転車専用レーンもたいして整備もしていなくて、車と自転車が混在しているわけじゃないですか」と言い、「だから、これはマナーとかの問題ではなくて、ちゃんと行政がレーンを整備して分けない限りはこの問題は解決しないと思う」と自身の考えを話した。

 そして、「道徳とかマナーとかって言ってるのは本当におかしくて、だってそんなのは絶対に守ってもらえるわけないじゃないですか。守ってもらえない前提で、どうやったらルールがちゃんと執行されるんだろうって考えると、やっぱり仕組みから整備しないと意味がないと思う。危ないですねって言ってるだけでは物事は前に進まないんじゃないかなと思う」と強調した。

 また、「新しい交通手段というのは、どうしても事故が注目されちゃいますけど、でも実際には自動車が圧倒的に人を殺しているわけですよね。なんかもともとの自動車は別に安全でもないのに、新しい交通手段だけを目の敵にするのも違うのかなと思う」とも話した。

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