「こんなの見たことない」アスレチックスの“お粗末プレー”に敵軍も米記者も呆れ声 走者が本塁踏み損ね…
スポニチアネックス / 2024年6月27日 14時36分
◇ア・リーグ アスレチックス2-5エンゼルス(2024年6月26日 アナハイム)
アスレチックスは26日(日本時間27日)、敵地でのエンゼルス戦で“お粗末プレー”で1点をフイにし、試合に敗れた。
0-0の2回2死一、二塁でシューマンが左中間へ二塁打を放った。二塁走者・アルバレスが生還し、一塁走者・マキャンも後に続いたが、本塁付近でつまずいてしまい、ホームベースを通過。それを見たアルバレスがマキャンの体を支え、本塁へ押し戻した。
ただ、球審はマキャンを指さしてアウトを宣告。アスレチックス側がチャレンジを要求も判定は変わらず、アウトのままで本来2点入るはずのプレーが1点にとどまった。
大リーグ公式サイト「MLB.com」では「何が起こったのか?」と題し、このプレーを紹介。責任審判がアウトの理由について「走者(マキャン)が本塁に触れなかった。それは問題ない。ただ、得点した走者(アルバレス)に補助された。本塁に戻ってタッチする前に助けられた。選手は物理的に他の選手を補助することはできない」と説明。チームメートが走塁を肉体的に補助した際、妨害によりアウトが宣告される。
同サイトは「走者が本塁を踏まなかったことでアウトを宣告されるのは珍しいことではない」とした上で「チームメイトの助けがあったためにアウトを宣告されたのは少々、珍しい」とも記し、珍プレーと紹介。エンゼルス・ネトも「こんなの今まで見たことない」と語ったと報じた。
試合後、アスレチックスのコッツェイ監督は、マキャンがスライディングするか躊躇(ちゅうちょ)して起きたプレーとし「肉体的なミスというよりは精神的なミスだ。残念ながら、そのせいで得点がなくなり、追加点のチャンスも失ってしまった」と肩を落としたという。
マキャン自身も当初はヘッドスライディングするつもりだったというが「“上がれ”という声が聞こえたので、そのまま滑り込むべきところを止めようとしました。私のためらいが失敗を招いた」と反省した。
アスレチックスはこのミスにより流れを失うと、6回に5点を奪われ逆転負け。5連敗を喫した。
このプレーをめぐり、エ軍の地元紙「オレンジカウンティレジスター紙」のジェフ・フレッチャー記者も自身のX(旧ツイッター)に動画で紹介し「こんなの見たことない」と驚いていた。
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