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服部六段 谷川17世名人を初対戦で破る 藤井王将への挑戦権を争う、2期ぶり王将リーグ参戦まであと2勝

スポニチアネックス / 2024年6月27日 17時30分

王将戦2次予選で谷川浩司17世名人(左)に勝利した服部慎一郎六段

 藤井聡太王将(21)=名人など7冠=への挑戦権を争う、ALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)2次予選は27日、大阪・関西将棋会館で谷川浩司17世名人と服部慎一郎六段(24)が対局し、服部が94手で勝利した。準決勝に進出した服部は次戦で広瀬章人九段(37)と対戦する。

 振り駒の結果、谷川が先手になり、3月のB級2組順位戦以来という相掛かりへ進んだ。服部は対局前までの通算成績が161勝57敗で勝率・739を誇り、昨年度末から8連勝中。関西期待の若手との初対戦を楽しみにしていたという谷川が、29手目▲8二角と打ち込むと、服部も32手目△9五歩と積極的に動いた。

 「端歩の交換も入っているのでゆっくり指すのは難しい。(31手目)▲7七金に仕掛けていけたらと思った」

 香損の攻めだが、38手目△9八角と打ち込んで40手目△8九角成と馬を作った。45手目、谷川の▲8一成香に対して△同銀と取るか、△8八馬と銀を取って▲同飛△9七飛成と、角と銀桂との2枚換えへ踏み込むかの2択の場面で服部は攻めを選択した。竜を作って谷川王を追い、優勢へ持ち込んでいった。

 「△9五歩から香を捨てて攻めてこられる順を軽視した。(11手目)▲5八王で飛車の横利きが止まっているのをとがめられた」

 敗因を語った谷川だが、谷川将棋の代名詞「光速流」を思わせる鋭手も出た。61手目▲6二香で、△同金なら▲9五角の竜金両取りがかかる。服部は△7一金とかわしたが、▲7二桂成△同金▲6一香成と攻めの拠点作りに成功して攻め合いを演出した。

 第72期以来の挑戦者決定リーグ入りまであと2勝。谷川との初対局に「緊張はあった」と服部は振り返ったが、対局前「いつも通り変わらないようにと決めてきた。いつも通り臨めました」。次戦広瀬とも初対局だが、「一局一局丁寧に指せたら」と意気込みを示した。

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