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広島 坂倉が決めた!今季初サヨナラ! 3連勝で今季最多貯金9

スポニチアネックス / 2024年6月27日 21時56分

<広・ヤ>9回、サヨナラ打を放った坂倉(右)は新井監督と喜びを分かち合う(撮影・岸 良祐)

 ◇セ・リーグ 広島4-3ヤクルト(2024年6月27日 マツダ)

 広島が今季初のサヨナラ勝ちで3連勝を飾り、貯金を今季最多9まで増やした。激闘に終止符を打ったのは、「7番・一塁」で先発した坂倉のバットだった。

 「(石原)貴規さんが必死に粘りながら、という打席を目の前で見ていたので、回ってきたら、なんとかしようと思っていて、なんとかできたので、決めたのは僕ですけど、僕までつないでくれた皆さんのおかげだと思います」

 1点を追う9回。先頭・上本の右前打から1死二塁の好機をつくったが、5番・堂林が空振り三振に倒れて2死。ここで、執念を体現した男がいた。6番・石原だ。ファウル9球など相手守護神・田口に13球を投げさせ、四球をもぎ取った。その姿をネクストバッターズサークルから見ていたのが坂倉だった。

 2死一、二塁。熱くこみ上げる思いを胸に打席へ向かった。そしてカウント2―1からの4球目に来た外角高めの直球を捉えた。左翼方向へのライナー性の打球は、ダイビングキャッチを試みた山崎のグラブをかわし、抜けた。雨のマツダスタジアムが、歓声に沸いた。走者2人を本塁へ還し、歓喜の瞬間を迎えた。殊勲の背番号31は「みんなで勝った試合」と気持ちよさげに汗をぬぐった。

 新井監督も「最終回の攻撃、みんなの執念を感じました」と感無量。サヨナラ打の坂倉についても「石原が粘っているときにネクストのサク(坂倉)の表情を見ていたんですけど、すっごい気合が入っていたので、やってくれると思っていました」と称えた。

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