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日本ハム・水谷が交流戦MVPの誇り胸に古巣へ恩返し

スポニチアネックス / 2024年6月28日 6時1分

日本ハム・水谷

 日本ハム・水谷が古巣へ成長した姿を見せる。28日からのソフトバンク3連戦(エスコン)に向け、27日に東京から空路で北海道へ戻った。交流戦歴代最高打率・438でMVPを獲得後、初めて迎える古巣との一戦に向け「最後に対戦してから2カ月余り。自信を持って“よしいくぞ”という気持ちで臨みたい」と、意気込んだ。

 ソフトバンクから現役ドラフトで加入1年目の今季は、4月9日にプロ6年目で初の1軍昇格。同11日のソフトバンク戦(北九州)でプロ初出場し、初安打&初打点をマークした。それでも出場4試合で打率・154とインパクトを残せず、同22日に出場選手登録を抹消され、「あの時は右も左も分からない状況だった」と振り返る。

 しかし、交流戦直前の5月21日に再昇格後にポテンシャルが開花した。交流戦初戦となった同29日の阪神戦(甲子園)から15試合連続安打。歴代最高打率でMVPを獲得し「あの時(前回対戦)と今で状況と立場は少し変わったかな。固定観念を捨てて臨めれば」と力を込めた。

 MVP獲得後、多くの関係者から祝福の言葉をもらった。「ソフトバンクの裏方さんも喜んでくれている。映像では情報は入ってきていると思うが、目の前で見せたい」。あの時とは違う。自然体で恩返しの一打を放つ。(清藤 駿太)

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