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【南北海道】北海・松田 復活への28球 センバツ以来97日ぶり公式戦マウンド「ちょっと緊張」

スポニチアネックス / 2024年6月28日 7時0分

<北海・石狩翔陽>甲子園以来の公式戦登板となった松田

 ◇第106回全国高校野球選手権南北海道大会札幌地区2回戦 北海16―3石狩翔陽(2024年6月27日)

 3季連続、全国最多41度目の夏の甲子園出場に挑む北海が、大勝で夏初戦を飾った。選抜1回戦(対大阪桐蔭)で先発した松田収司(2年)が4回から3番手で登板し、1回1/3を2安打2失点(自責0)。甲子園で右肘を負傷した右腕は97日ぶりの公式戦登板で、夏へスタートを切った。

 選抜甲子園初戦の大阪桐蔭戦以来、97日ぶりの公式戦マウンドの感触を確かめながら、松田は打者と向き合った。4回1死から味方守備の失策で走者を許し、その後2安打と2四球で2点を失った。5回の先頭打者から三振を奪ったところで交代となり、「久しぶりなのでちょっと緊張した」と28球を振り返った。

 大阪桐蔭戦の2回に急に右肘に痛みを覚え、3回途中で降板した。大会後に内側側副じん帯損傷および肉離れと診断された。春季全道大会前に一度ブルペン入りしたが大事を取り、再びブルペン入りしたのは半月ほど前。大会前の実戦登板は1試合2イニングのみで、この日を迎えた。

 背番号20で戻ってきた2年生右腕は「(状態は)7割ぐらい」と話す。この日使った球種は直球とカーブだけ。完全復帰にはもう少し時間も必要だが「マウンドは楽しいです」。チームにとっても、夏の戦いに欠かせない戦力が戻ってきたことは大きい。投げられない時期は体づくりに費やし、体重は4キロ増の72キロとなった。ベンチを外れた春季大会はチームやライバルを外から見つめ、制球力の重要性を再確認した。春季大会では同期の浅水結翔(2年)が台頭。それも刺激になった。

 平川敦監督(53)は「投げるたびに良くなると思う。まだ時間はある」と見守る。春からの3カ月間の我慢を経て、3季連続甲子園に挑むチームの力になる。松田は「また自分が全部投げられるようになってチームに貢献したい」と決意をにじませた。(竹内 敦子)

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