カブス・今永「チャンスがあるならば」オールスターへの意欲語るも「それは2番目の目標。1番は…」

ジャイアンツ戦後、メディア取材に応じた今永（撮影・柳原　直之）

　◇ナ・リーグ　カブス5－3ジャイアンツ（2024年6月27日　サンフランシスコ）

　カブスの今永昇太投手（30）が27日（日本時間28日）、敵地でのジャイアンツ戦に先発し、6回5安打3失点で勝敗は付かなかった。チームは延長戦の末、勝利し連敗を4で止めた。試合後はオールスター戦にも言及した。

　メディアからオールスター戦への出場意欲を問われた今永は「ここ数試合を見れば、そこに値する選手かどうか、自分としてはまだ分からない」と本音を吐露。前回21日のメッツ戦で自己ワーストの4回途中10失点、5月29日のブルワーズ戦では5回途中7失点と大量失点した試合があることから慎重姿勢を見せた。

　その上で「これから先の数試合でオールスターに値する選手になることがカブスにとっても大事だと思う」とあくまでチームの勝利を最優先にしたいとした。

　取材の最後にも改めてオールスター戦への意欲を尋ねられ「やはり、それが手に届くところにあるならば、目指さなければ一生にあるかないかかもしれないですし、もちろんこれから先もたくさん、出られるように成績を収めることが一番ですけど、やっぱりチャンスがあるならば、掴んだ方がいい」と選ばれるに越したことはないと語った。

　そして「でも、それは2番目の目標で、1番はやっぱカブスが勝つように自分の投球をしていれば、おそらく近づいてくると思うので」と続け「そこ（オールスター）を1番はじめにしないようにってのは気を付けてますね」とチームの勝利のために自分の投球を続ければ自ずと近づくと自らに言い聞かせるように語った。