声優・松野太紀さん演出 8月の朗読劇「想いを引き継ぎ」上演へ 突然の訃報「胸がつぶれる思い」

　今月26日に亡くなった声優の松野太紀さん（享年56）が演出予定だった「朗読劇　READING　WORLDユネスコ世界記憶遺産　舞鶴への生還『約束の果て』」（8月10～11日、京都・舞鶴市総合文化会館）について、主催者側は28日、公演を行う予定と公式SNSで発表した。

　「本作品の演出を予定しておりました松野太紀氏がご逝去されました。突然の訃報に大変驚愕し、胸がつぶれる思いですが、ご尽力いただいていた想いを引き継ぎ、スタッフ一同歩みを止めることなく公演を行う予定でおります」と報告。

　「今後の方針につきましては、関係各所と協議の上、決定次第、公式HP等でご報告させていただきます」とし「謹んで哀悼の意を表しますとともに、松野太紀氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます」と悼んだ。

　日本各地の世界遺産や歴史的建造物を舞台に、声の力と場所の力を掛け合わせる朗読劇。舞鶴は第2次世界大戦最後の引揚港があり、脚本は山下平祐、演出は松野さんが担当予定。10、11の両日とも出演予定だった声優の古谷徹は5月、不倫騒動により降板している。