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西武・渡辺監督代行 29日ぶり連勝呼んだ今井を称賛「本当に素晴らしいピッチング」「エース的な存在」

スポニチアネックス / 2024年6月28日 22時25分

<楽・西>勝利し、今井(右)を迎える渡辺監督代行(撮影・木村 揚輔)

 ◇パ・リーグ 西武4―0楽天(2024年6月28日 山形市・きらやかスタジアム)

 西武が今季13度目の先発登板となった今井達也投手(26)の力投で連勝を決めた。連勝は、5月30日以来29日ぶり。

 今季ここまで3勝4敗の今井。その3勝は全てこの日の相手である楽天から挙げている。その相性の良さを示すように8回まで7安打を浴びながらも、雄叫びを上げるなど闘志全開の投球で8奪三振を奪う快投を見せた。今井は5月12日の楽天戦以来6試合、47日ぶりとなる今季4勝目。21年から同戦13連勝となった。

 試合後、渡辺久信監督代行(58)は「先頭をね、出すイニングが多かったんだけど、そこから粘り強く点をやらずにね、本当に素晴らしいピッチングだったと思います」とチームを約1カ月ぶりとなる連勝に導いた今井を称えた。

 8回まで無失点ながら124球。9回はアブレイユにマウンドを託した。その理由について渡辺監督代行は「球数もいってたし、というところで。前のイニングも出力を上げてたので。これでいいかな」と語った。

 今井自身も苦しみながらも47日ぶりとなる今季4勝目。気持ちがこもった投球を見せた26歳に「だいぶ成長してますよ。今年もそうですけど、凄く粘り強く、簡単に崩れないっていうか、意外とね、嫌なランナーの出し方もしたりしてるんですけど、でもなんかこう…点をやらないだろうなっていう感じで見てられるっていうか」と評価。エースとなるために必要な部分を問われると「十分今でもね。防御率もあんだけいいですし、試合をつくってるというところではエース的な存在ではありますけど。どうでしょ、みんなからそういうふうに認めればいいんじゃないですか」とエースとしての存在感に目を細めた。

 今井が快投を見せ、岸や外崎が打つなど、投打がかみ合っての連勝。「おとといの12回の引き分けもそうですし、その前の1―0もそうですし、こういう試合が続くと苦しいっちゃ苦しいですけど…ただそういう選手一人一人に粘りが出てきたというのが、チーム全体で簡単にやられないぞ、という粘りが出てきているかな」と上向いてきているチーム状況について自身に言い聞かせるようにうなずいていた。

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