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バレー男子 石川の闘志爆発!“誤審”も顔面直撃も雨漏りもなんの!「いら立ったが、判定は覆らない」

スポニチアネックス / 2024年6月29日 5時31分

ネーションズリーグ<日本・カナダ>得点にガッツポーズする石川(C)volleyballworld.com

 ◇バレーボール ネーションズリーグ男子決勝トーナメント準々決勝 日本3-0カナダ(2024年6月27日 ポーランド)

 日本は準々決勝でカナダに3―0で快勝し、3位に入った昨年に続き4強に進んだ。主将の石川祐希(28=ペルージャ)が両チーム最多の26得点でけん引。“誤審”にも動じることなく、1次リーグで敗れた相手に雪辱しメダル獲得に王手をかけた。金メダルを獲得した72年ミュンヘン五輪以来となる主要国際大会での決勝進出を懸けて、29日(日本時間30日)の準決勝でスロベニア―アルゼンチンの勝者と対戦する。

 疑惑の判定があったのは第3セット終盤、17―18の場面だった。相手のフェイントを大塚が体を投げ出して拾った。高橋健が小野寺と重なりながらかろうじてつなぎ、宮浦が相手コートに返した。

 ところがブラジル人主審は笛を吹き、フォアヒット(3打以内で相手コートに返球できない反則)と判定しカナダに得点を与えた。小野寺がボールに触れたと判断したようだが、映像では触れていないように見えた。石川らが猛抗議し、2分30秒以上粘ったものの判定は覆らなかった。

 点差が広がり、流れが一気に相手に傾きそうな状況で石川のスイッチが入った。「いら立ったが、判定は覆らない。そこからどう戦うかが大事だった」。サービスエース、強打、ブロックで立て続けに得点。土壇場でひっくり返し、最後は2本連続でスパイクを決めて決着をつけた。昨年のパリ五輪予選セルビア戦でも猛抗議が認められず怒りをエネルギーに変えて得点を決めたエースがまた勝利強さを発揮した。

 他にもアクシデントがあった。第1セット開始早々、相手のスパイクが石川の顔面を直撃。開始前にひょうが降った影響で屋根が雨漏りする珍事も起き、コートに水滴が落ちて度々中断した。しかし世界ランク2位に上り詰めたチームは全く動じなかった。

 「五輪も1次リーグの後、決勝トーナメントが準々決勝から始まる。そこをイメージしながら入った」と話す主将は試合前「負けたら終わりだぞ」と声をかけ、コートでは派手なアクションで鼓舞した。第3セットには立て続けに3度も足でレシーブしてイタリア仕込み?の足技も披露。両チーム最多26得点と奮闘し「カナダは隙を見せたら逆転してくる力のあるチーム。3―0で勝てたのは良かった」と胸を張った。

 五輪メンバー発表後最初の試合でストレート勝ちし2年連続メダルに王手をかけた。ただ達成感はない。石川は「僕たちの目標は決勝進出なので、それを達成するための準決勝にしたい」と冷静だ。52年ぶりのメダル獲得を目指すパリ五輪を見据え、まずは決勝の舞台に立つ。

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