1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. ゴルフ

松山茉生が大会最年少V 小学生で1食が米3合と唐揚げ40個 母明かす「やめなさいと言うまで…」

スポニチアネックス / 2024年6月29日 4時2分

日本アマチュア選手権で大会最年少優勝を飾った松山茉生、(左は)父・阜司さん、(右は)母・浩美さん

 ◇日本アマチュア選手権最終日(2024年6月28日 兵庫県・広野GC(7210ヤード、パー70))

 福井工大福井高1年の松山茉生が15歳344日で大会最年少優勝を飾った。悪天候のため第4ラウンドが中止となり、第3ラウンド終了時に通算7アンダーで並んだ山下勝将(21=近大4年)とのプレーオフを2ホール目で制した。1Wの飛距離310ヤードを誇る伸び盛りの飛ばし屋が、15年に17歳51日で制した金谷拓実の記録を大きく更新した。

 ゴルフ界にまた新たな松山が現れた。15歳にして1メートル80、90キロという体格はマスターズ覇者の松山英樹とほぼ同じサイズ。無限の可能性を秘める大型プレーヤーが108回を数えるアマチュア最高峰のタイトルを最年少で手にした。

 「優勝できてうれしい。プレーオフになると決まって、考えただけで腕が震えてきた。プレーが始まる前から緊張してたので、もう勝ててホッとしてます」

 雨が降りしきる中で行われた6歳上の山下との一騎打ち。プレーオフ1ホール目の10番はともにバーディー。2ホール目の11番パー4で、第1打をバンカーに入れたが、第2打を10メートルにつけた。山下がパーを逃した直後の2メートルのパーパットを沈めて決着をつけた。

 最大の魅力は、ダイナミックなスイングから繰り出される310ヤード超を誇る世界基準の飛距離。小学生の頃、1食で米3合と唐揚げ40個をペロリと平らげる大食漢で、すくすくと成長。母・浩美さん(49)は「よく食べる子だった。やめなさいと言うまで食べていた」と豪快に笑った。

 最終日の朝、家族で食事をしながら「俺、人生変わるでこれで」とポツリとつぶやいた。金谷が当時最年少優勝を飾ってから9年。くしくも、同じコースで、まだあどけなさが残る15歳が歴史をつくった。「ここから出られる試合は全試合優勝するという目標に切り替えていこうと思います。マスターズにも出てみたい」。有言実行で人生を変え大きな一歩を踏み出した。 (山手 あかり)

【松山茉生はこんな選手】

 ☆生まれとサイズ

 2008年(平20)7月20日生まれ、愛知県出身の15歳。1メートル80、90キロ。

 ☆家族 父・阜司(あつし)さん(52)、母・浩美さん(49)。兄、妹の3きょうだい。

 ☆ゴルフ歴 トップアマでクラブチャンピオンに6度輝いた父の影響で5歳から始める。父と練習に行けばご褒美があり、「最初はお菓子やゲームセンターとか、物でつられて(笑い)」。名古屋市立守山北中から、福井工大福井高に進学。

 ☆主な戦歴 20年全国小学生ゴルフ春季大会で優勝。22年中部ジュニアゴルフ選手権で優勝。24年トヨタジュニアゴルフワールドカップ個人戦で優勝。

 ☆好きな選手 メジャー覇者のブルックス・ケプカ。

 ☆好きな食べ物 ラーメン。最終日前夜はホテルのビュッフェでスタミナをチャージ。

 ☆趣味 アニメ観賞。最近見たのは「東京喰種 トーキョーグール」。

 ☆好きなユーチューバー がーどまん。「シンプルに過激なところが好き」。

【松山茉生と同学年の有名人】

古城 大翔(野球)花巻東の新怪物

張本 美和(卓球)パリ五輪代表

開 心那(スケートボード)東京五輪銀メダリスト

島田 麻央(フィギュアスケート)浅田真央2世

仲邑 菫(囲碁)史上最年少でタイトル獲得

山下 数毅(将棋)ポスト藤井聡太

寺田心(俳優)元天才子役

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください