阪神 降雨中止で先発再編 岡田監督「ビーズリーは金曜まで飛びや」“ゆとりローテ”で万全態勢へ

笑顔で練習を見守る阪神・岡田監督（撮影・大森　寛明）

　阪神は、28日のヤクルト戦の降雨中止を受け“ゆとりローテ”を組み万全の準備を整えた先発陣を送り込む。

　「あした（29日）伊藤（将）でいく。西（勇）はあさって（30日）にする。ビーズリーはまた金曜まで飛びや。うまいこと調整してくれって言うたけど」

　岡田監督は先発ローテーションの再編を明言し、この日に先発予定だった西勇を、あす30日のヤクルト戦（神宮）、ビーズリーを7月5日のDeNA戦（甲子園）に起用することを決めた。メリットは西勇を前回21日のDeNA戦から中8日、ビーズリーも調整登板した前回25日のウエスタン・リーグ中日戦（ナゴヤ）から中9日とゆとりを持って投入できる。

　既に23日のDeNA戦（甲子園）の降雨中止に伴って一度はローテを再編。才木を25日の中日戦、村上を27日の同戦と、ともに中8日で起用し開幕からフル回転してきた面々に余裕を持たせた調整期間を与えられている。

　「（先発陣は）みんな上がってきた。これからの方が（上がってくる）」。優勝争いが本格化する夏場へ、指揮官も先発陣の“上がり目”を確信している。（遠藤　礼）