DeNA・度会 同学年・高橋宏撃ちで口火「初対戦で本当に楽しかった」

＜中・D＞4回、安打を放つ度会（撮影・椎名　航）

　◇セ・リーグ　DeNA5―1中日（2024年6月28日　バンテリンD）

　難敵右腕攻略への口火を切ったのは、DeNA・度会だった。0―0の4回1死から、チーム初安打となる左前打。打者10人が完全投球に封じられていた同学年・高橋宏から快音を響かせ、続く佐野の右中間への先制二塁打を演出した。度会は「（高橋）宏斗は同い年で、物凄い投手。（高校時代も含め）初対戦で本当に楽しかった」と声を弾ませた。

　打線は5回にも3点を追加し、右腕に今季初黒星をつけ快勝。度会は7回にも祖父江から左前打を放ちマルチ安打とした。11日ロッテ戦から1軍に復帰後は、中堅から逆方向への安打が集中。「うまく（体を）ためて打てている」と胸を張る。2連勝で4月12日ヤクルト戦以来の貯金2。度会は高橋宏について「またの対戦を楽しみにしている」と目を輝かせた。（大木　穂高）