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大谷翔平 第1、2打席で球審の微妙な判定連発に球場騒然 第2打席は2球続き思わずタイム要求

スポニチアネックス / 2024年6月29日 12時5分

初回、見逃し三振に倒れて舌を出すドジャース・大谷(撮影・西尾 大助)

 ◇ナ・リーグ ドジャース―ジャイアンツ(2024年6月28日 サンフランシスコ)

 ドジャースの大谷翔平投手(29)が28日(日本時間29日)、敵地サンフランシスコでのジャイアンツ戦に「1番・DH」で先発出場。初回は見逃し三振に倒れ、メジャー史上4人目の3戦連続先頭打者弾はならなかった。第2打席は遊ゴロに倒れたが、1、2打席目ともにボールと判断して見逃したボールがことごとくストライクと判定され、首をかしげるシーンもあった。

 右腕ウェブとの対戦となった第1打席。内角高めにシンカーとカットボールを投げ込まれて2球で追い込まれると、3球目の内角を狙ったシンカーはシュート回転をして外角に流れる球となった。中継のストライクゾーン表示では外角ボール球と表示される一投だったが、球審はストライクのコール。大谷は驚いた様子で舌を出し、納得いかない様子で首を振りながらベンチに戻った。

 第2打席も際どい判定に泣いた。明らかなボールが2球続いた後の3球目のチェンジアップは明らかなボールゾーンへの投球に見えたが球審はストライクの判定。4球目の外角高めカットボールも際どいゾーンへの投球だったがストライクと判定され、大谷は思わずタイムを要求。ドジャースファンとみられるファンからは悲鳴が上がった。5球目のシンカーは二遊間へはじき返したが、遊撃アーメドが好捕。素早く一塁へ転送されて間一髪アウトとなった。

 大谷は25、26日のホワイトソックス戦で、球団では初めてとなる敵地での2戦連続先頭打者本塁打を記録。3戦連続の先頭打者弾となれば、昨年8月のバードゥーゴ(レッドソックス)以来、メジャー史上4人目の快挙だったが、惜しくも達成はならなかった。それでも日本選手初のスプラッシュヒットにも期待が集まっている。

 打点は球団記録を更新する10試合連続で記録中。試合前の時点で打率・322、25本塁打はいずれもナ・リーグトップ。打点はフィリーズ・ボームを4差で追う3位と「3冠」に向け、調子自体は右肩上がりだ。

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