米野球殿堂入りオーランド・セペダさん86歳で死去 ジャイアンツ、カージナルスなどで活躍 通算379発

オーランド・セペダさん死去

　ジャイアンツは28日（日本時間29日）、通算379本塁打で米野球殿堂入りを果たしたオーランド・セペダさんが死去したと発表した。86歳だった。

　ジ軍が発表した声明で、夫人のニディアさんは「私たちの愛するオーランドは今夜、自宅で大好きな音楽を聞きながら、愛する人たちに囲まれて安らかに亡くなりました」と述べた。

　セペダさんはプエルトリコ出身。中南米の選手がメジャーの世界で台頭する先駆けといえる存在だった。

　ジャイアンツで1958年にデビュー。一塁手として同年に打率・312、リーグ最多の38二塁打、25本塁打、96打点をマークして新人王を獲得。カージナルスに移籍後の67年には打率・325、25本塁打、リーグトップの111打点でナ・リーグの最優秀選手（MVP）に輝いた。

　99年に殿堂入り。通算成績は17シーズンで2124試合に出場して打率・297、379本塁打、1365打点だった。