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【陸上】橋岡優輝 走り幅跳びVでパリ切符 2大会連続で夢舞台へ 記録低調で笑顔なし

スポニチアネックス / 2024年6月29日 18時55分

<陸上日本選手権第3日>男子走り幅跳び決勝、優勝した橋岡(撮影・小海途 良幹)

 ◇陸上・日本選手権第3日(2024年6月29日 新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

 男子走り幅跳びは21年東京五輪6位入賞の橋岡優輝(富士通)が7メートル95で2年ぶり6度目の優勝を果たした。既にパリ五輪参加標準記録を突破しており、2大会連続となるパリ五輪出場が決まった。ただ、記録は低調で表情はさえなかった。

 22年11月から拠点を米フロリダ州に移し、助走スピードを徹底的に磨いてきた。タンブルウィード・トラッククラブではコーチから「スプリンターになれ」と厳命。サニブラウン(東レ)ら一流スプリンターの背中を追いかけ続ける日々で「単純にスピードが速くなった」と手応えを口にしていた。

 昨年は苦労の重なる日々だった。スプリント練習が増えたことで故障を抱え、日本選手権では3連覇を逃し、世界選手権でも予選敗退。進化した助走スピードと技術が噛み合わず「絶賛、迷子中です」と漏らした。

 それでも、今季は3月に米国での競技会で8メートル28をマークし、パリ五輪参加標準記録を突破。確かな手応えを感じ、迎えた日本選手権で頂点に返り咲いた。東京五輪では表彰台に11センチ届かず、パリでの目標は8メートル50のビッグジャンプでの表彰台。そのスタートラインに立った。

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