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伊藤叡王 叡王初戦を飾れず JT杯で稲葉八段に敗れる 小学2年で低学年の部優勝も凱旋星ならず

スポニチアネックス / 2024年6月29日 19時7分

伊藤匠叡王

 将棋の伊藤匠叡王(21)が29日、仙台市で第45回将棋日本シリーズJT杯1回戦に臨み、A級棋士の稲葉陽八段(35)に144手で敗れた。伊藤は20日に藤井聡太王将(21)=名人など7冠=から3勝2敗のフルセットの末、全8冠独占を崩す叡王を奪って以来、初対局。叡王としての船出はほろ苦いものとなった。

 振り駒の結果、先手は伊藤になり、戦型は最近振り飛車党へ転向した稲葉の三間飛車になった。角交換の後、先に飛車を成って先行した伊藤だが54手目、稲葉に金銀両取りの飛車打ちを決められて劣勢に立った。

 その後、伊藤は竜、稲葉は馬を自陣へ引き付け、自陣を固め合って中盤から序盤へ局面が逆回転する。108手目、稲葉が5筋へ作ったと金が、伊藤王を守護する金矢倉を削った。44手目でお互いの大駒が成り合う急戦調の将棋はその後ちょうど100手、押し引きを繰り返す熱戦になった。

 「早い段階で激しくなった。飛車を成り込んで、指しやすいかと思ったがその後、間違えた」

 伊藤は31手目、飛車取りに打った自陣への角が思ったほど働かず、形勢を損ねたと後悔した。中盤は駒損を回復して盛り返した場面もあったが、「途中からダラダラしているだけになった」。自らを厳しく断じる言葉が印象的だった。

 伊藤は小学2年生だった10年、プロ公式戦と同時開催された将棋日本シリーズこども大会東京大会低学年の部優勝者。以来14年。初出場となったプロ公式戦への凱旋を、白星で飾ることはできなかった。勝った稲葉は8月3日、永瀬拓矢九段(31)と福岡国際センターでの2回戦で対戦する。

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