大阪桐蔭・西谷監督「2強というのはマスコミの方が…」春8強からの頂点へ「勝って勝って勝って勝ち残る」

＜大阪桐蔭・創志学園＞救援して2回無失点に抑えた大阪桐蔭・平嶋（撮影・河合　洋介）

　◇高校野球練習試合　大阪桐蔭7―1創志学園（2024年6月29日　龍間）

　大阪桐蔭（大阪）が29日、創志学園（岡山）との練習試合を行い、7―1と快勝した。

　最速154キロ右腕の平嶋桂知（かいち＝3年）は、4―1の8回から2番手として救援し、2回を被安打1、3奪三振で無失点に抑えた。

　「中継ぎだったので、自分がその日に使える（一番いい）球を使っていこうと思った結果、今日は変化球が良かった。落ち球をカウント球でも決め球としても使えました。高校3年間、日本一になるために自分もチームの全員もやってきたので、大阪の初戦から甲子園の決勝までしっかりと一戦一戦勝っていけるようにやっていきたいです」

　今春大阪大会では大院大高との準々決勝で敗退。雪辱を期す夏を目前に控え、西谷浩一監督は「自分たちがチャンピオンだという気持ちもありませんし、（履正社との）2強というのはマスコミの方が言われているだけなので、僕らとしてはとにかく勝って勝って勝って、最後に勝ち残って甲子園で勝ちたい」と言葉に力を込めた。

　◇平嶋　桂知（ひらしま・かいち）2006年（平18）9月4日生まれ、東京都中野区出身の17歳。小学4年に久我山イーグルスで野球を始めて投手。中学は稲城シニアに所属。大阪桐蔭では1年秋に背番号20でベンチ入りし、2年秋から背番号1。1メートル85、89キロ。右投げ両打ち。