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【陸上】桐生祥秀、10秒20で決勝へ「大人が大きい運動会で頑張る気持ち」息子も運動会で刺激

スポニチアネックス / 2024年6月29日 19時51分

<陸上日本選手権 第3日>男子100メートル準決勝、観客の声援に応える桐生祥秀(撮影・平嶋 理子)

 ◇陸上・日本選手権第3日(2024年6月29日 新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

 男子100メートル準決勝3組で、9秒98の自己ベストを持つ桐生祥秀(日本生命)が10秒20(追い風0・1メートル)をマークして2着となり、30日の決勝に駒を進めた。「何もない状態で来られている。準決勝からもう2ステップ段階上げないと勝てない。明日しっかり集中したい」と語った。

 偶然にも、この日は息子も幼稚園で運動会。フライングで転倒したようで、妻から「フライングするな」とラインが届いた。「パパ1番で帰ってくる、と言ったけど、1番で帰れなかった。子どもが運動会が頑張っているなかで、大人が大きい運動会で頑張ろうかという気持ちで来た」と笑顔で語った。

 この種目では今大会には出場しないサニブラウン・ハキーム(東レ)が既にパリ五輪代表に決定。パリ五輪参加標準記録10秒00をクリアした上で、今大会を優勝すれば代表に決まる。桐生は「タイムも優勝も目指さないといけない。そこを狙っていきたい」と意気込んだ。

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