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J3奈良は鳥取とドロー MF嫁阪翔太がキャリアハイ&チーム単独トップのシーズン6得点目

スポニチアネックス / 2024年6月29日 22時23分

<奈良・鳥取>前半6分、先制ゴールを決める奈良MF嫁阪翔太(左)

 ◇明治安田J3リーグ第19節 奈良2―2鳥取(2024年6月29日 ロートフィールド奈良)

 奈良が連敗を2でストップした。ただ、5月3日の今治戦から続いていたホームの連勝も4でストップ。2―0から追いつかれ、15位で前半戦を折り返した。

 華麗な先制劇だった。前半6分、FW嫁阪翔太がMF中島賢星からのパスを敵陣やや左、中間点付近で受けると、そのままドリブルで運んで鳥取DF丸山壮太との1対1を制し、左足でシュート。ゴールネットを揺らした。昨季のキャリアハイ5得点を、折り返しの19節で早くも上回る今季6得点目。FW百田真登とゴール数で並んでいたが、これでチーム単独トップとなった。

 「今年はより多くのゴールを目指している。今までにないぐらい得点にはこだわっているので、良かったとは思います」

 いずれも自身のファウルをきっかけに2失点へつながったことに「僕が試合を難しくしてしまった。ふがいない」と肩を落とした。それでもチームの浮沈を担う存在となりつつある。昨季チームトップ16得点のFW浅川隼人は松本へ移籍した。同2位で9得点のFW酒井達磨も1月に右膝じん帯裂と半月板損傷で全治8~10カ月と、開幕前に得点源である2人を欠いた。関大から入団したルーキー百田は奮闘しているとはいえ、経験値の高い同3位の嫁阪にかかる期待は大きい。

 開幕後には、浅川の奈良時代のゴール場面の映像を繰り返し見て研究。「たとえ偶然であっても、隼人くんは必ずゴールに絡む位置にいる」。自らに置き換えながら得点への嗅覚を研ぎ澄ませた。2桁得点も十分、視界に入るが「まず、次の1点。1点ずつ積み上げていけたら」と後半戦の巻き返しへ足元を見つめ直した。

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