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DeNA・東 球団52年ぶり開幕7連勝 開幕投手では日本ハム・大谷とタイ記録

スポニチアネックス / 2024年6月30日 5時32分

<中・D>勝ち星を挙げ、ウイニングボールを受け取り笑顔の東(中)(撮影・椎名 航)

 ◇セ・リーグ DeNA5―1中日(2024年6月29日 バンテリンD)

 映像での分析やデータ解析が全盛の近年、投手が連勝を続けるのは難しい。しばらくエース級との対戦が続く開幕投手となれば、なおさらだ。DeNA・東が7回6安打1失点で、球団では72年坂井勝二以来、52年ぶり3人目となる開幕投手から無傷の7連勝。冷静に投球を振り返った。

 「(前回登板の)甲子園とは違うマウンドで最後まで難しかった。高さとか硬さとか。でも打線の初回の2点も大きかったし、何とかアジャストできた」

 2点の援護をもらった直後の初回に3安打を浴びたが、最少失点で切り抜ける。これで乗った。マウンドにも順応し6回先頭のカリステからは内角直球で見逃し三振。捕手の山本の外角に構えたミットとは逆だったが球威抜群だった。2リーグ制以降の開幕投手の7連勝は15年の日本ハム・大谷(現ドジャース)に並ぶ快挙。偉大なプレーヤーと同様、ファンを魅了している。

 三重出身も高校は甲子園春夏25度出場の愛知の強豪・愛工大名電。同校は東の登板と同じ時間帯に夏の愛知大会初戦にノーシードで出陣した。結果は丹羽に17―0で7回コールド勝ち。「名電には(大会)4連覇してもらいたい」と期待する。自身はマウンドで力むと投球時に肘が上がって球威が落ちる。定説は「肘は下がらない方がいい」だが、左腕はスリークオーターよりも低い位置でのリリースを理想としている。それも高校時代の恩師でもある倉野光生監督から「肘を下げてみろ」と指導を受けたことがスタート。「今も肘を下げることに違和感がない」とプロの舞台でも恩師からの指導を生かしている。

 チームも3連勝で貯金を3とし、5月6日以来の2位に浮上。「高校時代もこの球場は近かったのでよく来ていた。両親も来ていたし、今日は勝ちたかった」。負けない男の言葉は、頼もしさであふれている。(大木 穂高)

 ≪球団3人目快挙≫東(D)が開幕から無傷の7連勝。DeNAの開幕7連勝以上は68年島田源太郎10連勝に次ぎ72年坂井勝二に並ぶ球団3人目。また、東は今季開幕投手を務めており開幕投手の無傷7連勝は20年に13連勝した菅野(巨)以来、左腕では18年に8連勝した菊池雄星(西)以来6年ぶり4人目となった。

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