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【バレー男子】ブラン監督「勝ち方を色々学べた」 ネーションズリーグは銀 52年ぶり金メダルならず

スポニチアネックス / 2024年7月1日 5時18分

石川祐希

 ◇バレーボール ネーションズリーグ決勝 日本1-3フランス(2024年6月30日 ポーランド・ウッジ)

 バレーボールのネーションズリーグ男子決勝が30日(日本時間7月1日)、ポーランド・ウッジで行われ、世界ランク2位の日本は、東京五輪優勝国でパリ五輪開催国でもある同5位のフランスと対戦し、セットカウント1―3で敗れた。

 敗れたフィリップ・ブラン監督は「はじめから難しい試合になると思っていた。両チームともフィジカル的にも体力的にも苦しい状態だった。ただ、第4セットの終盤に2点ほどとれるチャンスがああったので、それを取れれば試合(の流れ)を変えることができたと思う」と悔しさをにじませた。さらに「負けて悔しい気持ちはあるが、大会を通じて成長した面がいっぱいあるので、その点はチームとして誇りを持っているし、また、次に向けて頑張りたい」と話した。

 ただ、収穫も多かったことも確かで、ブラン監督は「大会は移動も多く、長いのでタフだったが、タフな中でいかに勝つかを学ぼうとして大会に挑んでいますので、勝ち方を色々学べたと思うし、これを次に生かしたい」と手応えを得たことには納得顔だった。そのうえで今後に向けてのプランを明言。「全員、少し休暇をいただいて、その後にまた再集合して、五輪の前の合宿でポーランド、米国、セルビアと小さなトーンメントをやるつもり」と最終強化プランとして、パリ五輪で同組となった米国や世界ランキング1位のポーランドとの実戦を行うことを明かした。

 監督インタビューの冒頭ではブラン監督の通訳を務めたチームスタッフが声を詰まらせるなど、その悔しさがより伝わる一幕となった。

 第3セットを終えセットカウント1-2と後がなくなった日本は、序盤に宮浦が2本のスパイクを決めてチームにリズムを取り戻させた。だが、エース石川が相手の徹底マークを受け、3本のスパイクをブロックされてしまう。そんな中、その石川包囲網を逆手にとって大塚、小野寺が得点を重ねて追いすがった。

 石川もエースの意地とばかりに反撃。終盤に入ると再び石川が相手のマークをねじ伏せてスパイク3本を決める。ブロックポイントも重なって、ついに18―18と追いついた。その後も、石川、宮浦のスパイクで一進一退。だが、23-24とマッチポイントを握られた後、最後は徹底マークを受けていた石川のスパイクがブロックされて、それまで。悔しい悔しい敗戦となった。

 日本は6月22日の1次リーグ・フリピン大会でフランスと対戦し、セットカウント0-2と追い込まれながら、そこから3セットを連取する大逆転勝利。それだけに、負けられない思いも強かった。

 主要国際大会で日本が決勝に進出するのは72年ミュンヘン五輪以来52年ぶり。金メダルを獲得すればその時以来となるところだったが、その願いはかなわなかった。

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