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鶴屋怜がUFCデビュー戦で判定勝ち セコンドの中邑真輔と勝利を分かち合う

スポニチアネックス / 2024年7月1日 6時3分

プロMMA9戦無敗の鶴屋怜がいよいよUFCデビュー(C)U-NEXT

 ◇UFC303 鶴屋 怜-カルロス・ヘルナンデス(2024年6月29日 米ネバダ州ラスベガス・T-Mobileアリーナ)

 UFCデビューとなった鶴屋怜(22=THE BLACKBELT JAPAN)は、カルロス・ヘルナンデス(30=米国)とフライ級5分3Rで対戦し、3-0で判定勝ちした。これで21年10月のプロデビューから10戦全勝とした。

 バックボーンであるレスリングの高い技術力を武器に、第8代フライ級キング・オブ・パンクラシストとなった鶴屋は「Road to UFC Season2」を勝ち抜き、世界最高峰の舞台への出場権を獲得。晴れのデビュー戦では、所属チームの代表でもある父・浩氏らに加え、米プロレス団体・WWEのスーパースターである中邑真輔(44)の姿があった。中邑は新日本プロレス時代に総合格闘技の経験があり、戦績は3勝1敗1無効試合。セコンドに心強い味方を得て、オクタゴンデビューでも積極的に攻めた。

 1Rは開始1分にタックルから倒し、足関節を仕掛けに行った。残り1分30秒では反り投げから得意としている背骨を捻る技・ツイスターを狙った。だが、いずれも仕留めきれなかった。2Rは開始早々のタックルからのテイクダウンで試合をコントロール。終了間際はひじ打ちなどでダメージを与えた。

 3Rも早々のタックルから反り投げに行ったが、つぶされてしまいグラウンドで下の体勢になった。防戦を強いられる時間が続き、スタンドになってもケージを背負う形となり、攻めあぐねた。

 THE BLACKBELT JAPANの同門である平良達郎(24)は昨年12月にヘルナンデスと対戦し、グラウンドパンチで2R・TKO勝ちしていた。鶴屋はこの日の大会をライブ配信したU-NEXTの事前インタビューで「周りからも“達郎くんも2Rで勝ってるし、怜も勝てるでしょ”みたいな感じで言われているので、しっかりフィニッシュで勝たないといけないと思っている」と一本、KOでの勝利にこだわっていた。それだけに、3R終了のホーンが鳴ると、険しい表情で首を傾けた。

 判定はジャッジ3人とも29-28。思い描いた結末ではなかったものの、無敗記録は伸びた。勝利が決まると、中邑らとともに両腕をクロスして指を突き出す“真輔ポーズ”をつくり、笑顔をのぞかせた。

 過去9戦で1度しかなかった判定勝利。ライブ配信の解説を務めた“世界のTK”高阪剛氏(54)は「課題がたくさん見つかった」としながらも「3Rの中でいろんなことが起きると勉強になった試合。大きな収穫」と将来性のある鶴屋にとってはプラスになったと捉えていた。

 メインイベントではUFCライトヘビー級王者のアレックス・ペレイラ(36=ブラジル)が元王者で同級1位のイリー・プロハースカ(31=チェコ)と対戦。2R13秒、左ハイキックからのパウンド連打でTKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。

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