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阪神・西勇「新・日曜日の男」や! ローテ再編で才木から“バトン” 勝ち星は消えるも6回1失点の好投

スポニチアネックス / 2024年7月1日 5時16分

<ヤ・神> 6回、村上を空振り三振に斬った阪神・西勇 (撮影・須田 麻祐子)

 ◇セ・リーグ 阪神5ー6ヤクルト(2024年6月30日 神宮)

 手にしかけていた4勝目が、スルリとこぼれ落ちた。先発した阪神・西勇は、6回3安打1失点と粘投。連続無失点イニングは「21」で止まったが、要所を締めて最少失点にとどめた。

 「悪い状況でもまとめられたし、修正もできてきたので、プラスに捉えています」

 28日のヤクルト戦の降雨中止を受けローテーションが再編された。今季全試合で才木が先発してきた日曜日に出番が訪れた。「新・日曜日の男」は、決して本調子ではなく、今季自己ワーストタイとなる3四球を与え、2―0の4回にはオスナに左翼席へ今季11試合目の登板で初被弾となるソロを浴びた。

 それでも、ベテランらしく尻上がりに調子を上げた。5回には、先頭・松本直に左翼線を破る二塁打を浴びたものの後続を3人で料理。「(打たれたのが)ノーアウトだったら1アウトまでが大事。そういう繰り返しでいかないといけない」。丹念にアウトを重ね、6回2死では村上から空振り三振を奪った。

 6回2/3で到達だった規定投球回には届かず降板したものの、防御率は1・37と良化。13日オリックス戦以来の勝ち星は逃したが、16年目右腕は「漆原や桐敷は良い経験ができている。こういう失敗をプラスに変えてほしい」と、後輩へのフォローも忘れなかった。(杉原 瑠夏)

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