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矢野燿大氏 数球しか投げずマウンドへ…“緊急時”への準備不足が招いた阪神の1イニング5失点

スポニチアネックス / 2024年7月1日 5時16分

矢野燿大氏

 ◇セ・リーグ 阪神5ー6ヤクルト(2024年6月30日 神宮)

 【矢野燿大 視点】阪神は8回に4点差を守れずに逆転負けを喫した。登板した救援陣がどうこうではなく、準備がしっかりできていたかどうかが気になった。桐敷が2死一、二塁から村上に中前適時打され、サンタナを迎えて漆原にスイッチした。四球で満塁後、長岡に二塁打で同点。松本直にも左前打されて岩崎を投入したが、代打・山田に左前打されて勝ち越しを許した、という流れだ。

 継投ミスだとは決して思わない。出て行く順番や交代のタイミングを見ても不思議に思うところはない。結果を見れば漆原と岩崎で「あと1死」が取れなかったのだが、ただこの2投手は、おそらく準備が不十分だったように思う。

 神宮球場はブルペンが外野ファウルゾーンにある。私がいた中継ブースからも見えるのだが、あまりの急展開にベンチワークがうまくいかず、ブルペンは明らかにドタバタしていた。漆原も、そして9回の登板予定が前倒しになったかもしれない岩崎も3、4球投げてマウンドに向かったが、緊急的すぎた。打たれるべくして打たれたようにも映るし、選手を一方的に責められない。ベンチの責任だということも選手に伝えてあげるべきだと感じた。

(スポニチ本紙評論家)

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