巨人・岡本和 4番は譲らん28歳バースデーV撃 打点40でリーグトップ浮上

＜巨・広＞初回、適時打を放つ岡本和（撮影・篠原岳夫）

　◇セ・リーグ　巨人3―2広島（2024年6月30日　東京D）

　記念日にきっちり4番の仕事を果たした。岡本和が初回2死三塁で決勝打となる先制の中前適時打。得点圏では8打席ぶりの安打に「走者を還せて良かった」と振り返った。

　この日は28歳の誕生日。第1打席では右翼席からバースデーソングが演奏された。球場全体から祝福を受け「いつも流れる時に初球打ったろうと思ってるんですけど、今日は1球目を打つ頃には（演奏が）終わってたんでやられましたね」と冗談めかし「ありがたい」と感謝した。

　好機で結果が出なかった岡本和について前日、阿部監督が「あそこで切れてしまうことがある。ちょっと考えます」と開幕から全試合務めていた4番からの打順変更を口にした。だが「考えて、一杯飲んで寝たんだけど、翌朝やっぱり4番だなと」と信頼し継続した。

　打点40はリーグトップに浮上。岡本和は「7月、また頑張りたい」と気持ちを新たにした。（小野寺　大）