【欧州選手権】スペイン 4発快勝で2大会連続8強進出!16歳ヤマルが決勝点アシスト

＜欧州選手権　イングランド・スロバキア＞後半、ゴールを決め喜ぶスペイン代表F・ルイス（左手前）とアシストしたヤマル（左上）（ロイター）

　◇欧州選手権決勝トーナメント1回戦　スペイン4―1ジョージア（2024年6月30日　ケルン）

　サッカーの24年欧州選手権（EURO）ドイツ大会決勝トーナメント1回戦、唯一の開幕3連勝を飾ったスペイン（B組1位）が初出場ジョージア（F組3位）に4―1と快勝。今大会注目の“ダークホース”を退け、2大会連続の8強進出。16歳のラミネ・ヤマル(バルセロナ)が1―1の後半6分、ファビアン・ルイス(28＝パリSG)の決勝点をアシストするなど活躍した。

　スペインは前半18分、自陣左サイドからのクロスがルノルマン（Rソシエダード）に当たってゴールイン。オウンゴールによって先制点を奪われた。それでも同39分に同点弾。ロドリ（マンチェスターC）がペナルティーエリア手前中央から左足を一閃。狙いすました低い弾道のシュートをゴール右隅へ突き刺し、試合を振り出しに戻した。

　すると後半6分、フリーキックの流れから逆転に成功。ゴール正面19メートルからのフリーキックのチャンスに16歳ヤマル（バルセロナ）が強烈なシュートを放つも、GKママルダシュビリ（バレンシア）に阻まれゴールならず。だが、その流れからボールが右サイドのヤマルに渡ると、ファーサイドに向かってピンポイントクロス。これに飛び込んだF・ルイスが頭で押し込み2―1。ヤマルは初戦クロアチア戦に続き今大会2アシスト目を記録した。

　同29分にヤマルが右サイドからドリブル突破し、味方とのワンツーからエリア内に進入。中央へクロスを入れオウンゴールを誘発したかに見えたが、VARによりオフサイドの判定。同30分にはF・ルイスのスルーパスを受けたウィリアムス（ビルバオ）が左サイドからドリブルを仕掛け、スピードに乗って相手DFを抜き去りエリア内で右足一閃。豪快にゴールネットを揺らし追加点。

　同35分にもヤマルに決定機が訪れたがGKママルダシュビリにまたも阻まれ、EURO最年少ゴールはお預け。チームは同38分にダニオルモ（ライプチヒ）にもゴールが生まれ4―1と快勝。2大会連続の8強進出を果たし、7月5日の準々決勝では開催国ドイツと激突することになった。