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米国ドラフト情報の第一人者キース・ロー記者が佐々木麟太郎をスカウティング 現時点での評価は?

スポニチアネックス / 2024年7月1日 9時15分

佐々木麟太郎(AP)

 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のキース・ロー記者が「MLBドラフトリーグ」に参加中の佐々木麟太郎内野手(19)について報じている。

 ロー記者はもともとはブルージェイズのフロントスタッフ。長年、米国のアマチュア選手やマイナーリーガーを専門に取材してきており、ドラフト情報の第一人者だ。

 まず佐々木が参加している「MLBドラフトリーグ」が低いレベルだとしている。ドラフトの最初の5ラウンドで指名すべき選手はプレーしておらず、ほとんどの投手は速球が平均以下で、速い投手がいても制球力がない。そんな中6月25日の試合で見た佐々木は平均以下の速球でも追いつけていなかった。91~95マイルの速球に振り遅れていたという。一方でサイドアームの右投手に対して、左翼フェンスに二塁打を打ち、非常にパワフルだったと評価している。普通の球場ならホームランになっていた。

 守備については動きがよくなかったと指摘。身長6フィート(約183センチ)、体重230ポンド(約103・5キロ)と登録されているが、実際にはそれよりもかなり重いようで、動きがスローモーションに見えたという。現在の体格では一塁以外のポジションは考えられないが、一塁手としての動きは悪くなかったし、三塁に送球した時の肩も良かった。佐々木はスタンフォード大に入学した後、26年のMLBドラフトを目指しており、米国でもスーパースターになると評判になっている。

 しかしながらロー記者は佐々木は現時点ではドラフトのトップ100のプロスペクトにはならないとし、そうなるには長い道のりだと断じる。平均的な速球に追いつくために多くの作業をしないといけないし、守備や走塁での動きをよくするために体を絞る必要があるとしている。

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