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藤井棋聖の永世称号獲得を前記録保持者の中原誠16世名人が祝福「お見事です」 羽生九段も「ふさわしい」

スポニチアネックス / 2024年7月1日 20時41分

山崎隆之八段(右)に勝利し、3勝0敗で棋聖戦5連覇を達成して最年少永世称号「永世棋聖」を獲得した藤井聡太棋聖

 将棋の第95期棋聖戦5番勝負第3局は1日、名古屋市の万松寺で指され、後手の藤井聡太棋聖(21)=王将含む7冠=が挑戦者・山崎隆之八段(43)に100手で勝利した。シリーズ対戦成績を3勝0敗とし、タイトル5連覇を達成。史上最年少となる自身初の永世称号「永世棋聖」資格を獲得した。偉業を祝福し、これまで年少記録を持っていた中原誠16世名人(76)と日本将棋連盟会長・羽生善治九段(53)が祝福のコメントを寄せた。

 中原16世名人は日本将棋連盟を通じ「永世棋聖おめでとうございます。17歳で棋聖獲得、それからの5連覇はお見事です。防衛力の強さに感心しました。これからもなお一層のご活躍をお祈りいたします」と、その偉業を手放しで称賛した。

 また羽生九段も「永世棋聖の称号獲得、誠におめでとうございます。初タイトルを奪取した時から安定した指し回しでその地位にふさわしい内容だと思いました。スタイルの違う相手とのタイトル戦の連戦は想像以上の大変さだと思いますが、いつも周到な準備と研究を披露されています。今後のますますのご活躍を期待しております」と称えた。

 これまで永世称号を獲得した棋士は10人で、そのうち永世棋聖は故大山康晴15世名人、中原誠16世名人、故米長邦雄永世棋聖、羽生善治九段、佐藤康光九段の5人で、藤井は史上6人目。21歳11カ月での永世称号獲得は、中原誠16世名人の23歳11カ月を2年更新する最年少記録となった。ちなみに羽生善治九段は2017年に驚異の「永世7冠」を達成している。

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