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【一問一答】藤井棋聖 4年前に戻れたら17歳の自分に何を話す?「未来が変わるかもしれないので…」

スポニチアネックス / 2024年7月1日 21時30分

第3局終局後の会見に「永世棋聖」の揮毫(きごう)を持参した藤井聡太棋聖

 将棋の第95期棋聖戦5番勝負第3局は1日、名古屋市の万松寺で指され、後手の藤井聡太棋聖(21)=王将含む7冠=が挑戦者・山崎隆之八段(43)に100手で勝利した。シリーズ対戦成績を3勝0敗とし、タイトル5連覇を達成。史上最年少となる自身初の永世称号「永世棋聖」資格を獲得した。

 これまで永世称号を獲得した棋士は10人で、そのうち永世棋聖は故大山康晴15世名人、中原誠16世名人、故米長邦雄永世棋聖、羽生善治九段、佐藤康光九段の5人で、藤井は史上6人目。21歳11カ月での永世称号獲得は、中原誠16世名人の23歳11カ月を2年更新する最年少記録となった。ちなみに羽生善治九段は2017年に驚異の「永世7冠」を達成している。

 対局後、藤井棋聖は「永世棋聖」と揮毫した色紙を手に記者会見場に登場すると、少しはにかんだような笑みを見せながら記念撮影に応じた。以下は会見での主な一問一答。

 ーー地元での防衛。

 「地元の方にも多く見てもらえる機会になるのでいい将棋を指したいと思っていた。この場所で結果を出せてうれしく思う」

 ーー色紙に「永世棋聖」。実感は。

 「すぐに名乗るものでもないので実感はそれほどない。これまでは時代を築いた棋士が獲られるものというイメージがあった。うれしく思うとともに、今後も長期間にわたって活躍していけるように取り組まないといけないなと感じた」

 ーー6月に叡王を失ってから初めてのタイトル戦。

 「一局一局頑張っていきたいと思って臨んでいた。一局通して集中することができたと思う」

 ーー初めて棋聖を獲ってからの4年間を振り返って。

 「(長考し)タイトル戦に出るようになってから、喜びと重みを感じることができた。盤上、盤外のどちらでもいろいろな経験ができた」

 ーー地元の瀬戸市民にひと言。

 「いつも温かく応援してくれてありがとうございます。愛知でいい結果を出せてうれしく思っています。来週も王位戦が名古屋である。引き続き皆さんを楽しんでいただけるような将棋を指せるように頑張っていきます」

 ーー今後も永世称号を積み上げたいという思いは。

 「今度の王位戦も永世称号が懸かるシリーズになるので全力を尽くしたい。永世称号を増やすのは長期的なことになるので、普段から意識することはないと思う。一つ一つ積み上げた先に見えてくればいいかなと思う」

 ーーこれまでレジェンドが獲得してきた永世称号。藤井さんにとっての永世棋士といえば。

 「(苦笑いしながら)そうですね…羽生九段が7つのタイトルで永世称号を獲得されているので、そのイメージが一番大きい」

 ーー改めて永世称号を獲得した気持ち。

 「永世称号というのは長期的な活躍が問われるものなので、それを達成できてうれしく思う。引き続き実力を高めて活躍していけるように取り組みたい」

 ーー就位は原則引退後。歴代の方で引退前に永世称号を名乗られた方もいるが、いつごろ永世棋聖を名乗るかイメージは。

 「(苦笑いで)全く考えてはいないですけど、これまで現役で名乗られた方も還暦を越えてからというのがほとんどだと思うので、私もまずはそこまでいけるか分からないですけど、長きにわたって頑張っていきたい」

 ーー前夜祭で元横綱の武蔵丸さんが来ていた。藤井さんは相撲でいえば今後どのような取り口をとるか。

 「(笑顔で)組んでも組まなくても強いというのが一番いいかなと。将棋でもどんな展開でも対応できる力を身に着けるのが大きな目標かなと」

 ーーもし初タイトルを獲った4年前に戻ったら17歳の自分に何と声をかける。

 「声をかけることで未来が変わってしまうかもしれないので、特に声はかけなくていいのかなと思います」

 ーー永世棋聖としてファンにひと言。

 「対局をご覧いただきましてありがとうございます。初めて永世称号を獲得できてうれしく思っています。今月始まる王位戦も永世称号が懸かるので、また面白い将棋をお見せできるように頑張りたい」

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