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広島・小園 「才木攻略」に燃える 高校時代も対戦したライバル「しっかりと打ち崩せるように…」

スポニチアネックス / 2024年7月2日 6時31分

広島・小園

 広島・小園海斗内野手(24)が2日の阪神戦(マツダ)での才木撃ちに闘志を燃やした。報徳学園(兵庫)1年時の16年夏の県大会で、2学年上でドラフト候補として注目されていた須磨翔風の才木から2安打して攻略。その再現を目指す。プロ入り後は22年以来、2年ぶりの対戦。再戦を心待ちにしつつ、打倒・阪神と首位固めに向けた貢献も誓った。

 小園は8年前の夏の再現を思い描いた。相手は両リーグ単独トップの8勝を挙げている才木。右腕が先発した試合ではチームも目下6連敗中、通算でも1勝7敗と苦戦を強いられているだけに、気合を入れ直して臨む。

 「(高校時代、才木さんから)2本ぐらい打ったんですかね。兵庫県は凄い投手が多いので知っていた。めっちゃ覚えています。対戦そんなにないので、いいイメージとかはないですけど、才木さんも(多く)勝っていて、いい投手。さらにレベルが上がっていると思ってやりたい」

 16年7月14日、夏の兵庫県大会2回戦。ドラフト候補の才木擁する須磨翔風と対戦した。小園は1年生ながら「1番・遊撃」で先発出場し、2学年上の才木から5打数2安打をマークし、3回戦進出に貢献した。プロ入り後は22年に対戦があり、3打数1安打。「身長も高くて、角度があって、球の強さもある」と特徴も頭に入っており、2年ぶりの対戦を心待ちにした。

 「阪神戦は同じ投手に結構何回もやられるイメージがある。しっかりと打ち崩せるようにやりたい」

 もちろん、目を向けるのは才木との対戦だけではない。あす3日の相手先発は広島が通算9戦7敗の難敵・大竹が予想されるだけに、「打倒阪神」へ闘志を燃やしている。ここまでチームで唯一、全試合に出場して、打率・287、1本塁打、27打点。対阪神は打率・324と好相性を誇る。今季は早いカウントで仕留める積極的な打撃スタイルが好調を支えており、77安打のうち、追い込まれるまでに57安打をマーク。「(相手投手の)球の使い方など、いろいろ(スコアラーに)聞きながらやっていけたら」と積極打法を継続して安打量産を狙う。

 6月21日の中日戦から4番での出場が続くが、「打順は関係ないですし、やることは変わらない」と自然体で臨む。2位・DeNAとは3ゲーム差。首位独走に向けて、24歳の若鯉が打線をけん引する。 (長谷川 凡記)

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