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【筑後のおじ鷹】高島覚さんは各部門を裏側から支えるスペシャリスト「守備範囲は広いですけど…」

スポニチアネックス / 2024年7月2日 5時2分

屋台骨を支える高島覚さん

 欠かせない存在だ。ソフトバンクの高島覚さん(59、写真)はファーム施設の運営サポートとして9年目になる。トラックマン、アナリストなど各部門を裏側から支えている。「何でも屋です。守備範囲は広いですけど、その強みだけでやってます」と謙遜した。

 現役時代は中日、ダイエーで通算2勝。プロ初勝利は90年に本拠地の平和台で挙げた。7回1/3無失点のロングリリーフで当時の田淵監督の起用に応えた。プロ3年目でつかんだ一歩を「今でも鮮明に覚えてますね」と振り返る。

 引退後は打撃投手を経て1軍の先乗りスコアラーを約20年務めた。「一番知らないのは自分のチームだった」と陰から常勝軍団を支えた。2部門を経験して自身の視野が広がったという。「現役時代は学び切れなかった。(選手を離れて)気づかされることも多かった。まだ学び終わっていないよ」と飽くなき探究心を語った。

 今の夢は「チームが頂点に立ち続けるために自分の立場でできることをすること」。最後まで年齢を感じさせない熱さだった。

 ◇高島 覚(たかしま・さとる)1965年(昭40)1月7日生まれ、岩手県出身の59歳。一関商工(現一関学院)では甲子園出場なし。新日本製鉄釜石では都市対抗にも出場。87年ドラフト外で中日に入団。90年途中にトレードでダイエーに移籍。92年限りで現役引退。右投げ右打ち。

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