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【虎番リポート】右京が登場曲に母校・智弁学園の定番「ジョックロック」を使うのは…

スポニチアネックス / 2024年7月2日 5時16分

2021年、智弁学園時代の前川

 甲子園のバックネット裏の記者席で、思わず「おっ!」と声を出してしまった。6月26日の中日戦、前川が打席へ向かう際の登場曲を偶数打席限定で「ジョックロック」に変更した。

 「ジョックロック」は高校野球の強豪・智弁和歌山が使用するチャンステーマで、前川の母校・智弁学園でも定番。アルプス席から奏でられると、劣勢の展開でも球場全体を巻き込んで試合の流れを変えることから「魔曲」の異名がある。この中日戦後には「気分転換です」と話したが、実はシーズン前から構想を練っていた。

 「ファンの方も知っている方は多い。喜んでもらえるかなと」

 入団時から「ファンの方にも乗っていただける登場曲を選ぶ」と決めている21歳。1年目はフィンガー5の大ヒット曲をDream5がカバーした「学園天国」を選曲し、今は2年連続で奇数打席にZARDの「負けないで」、偶数打席に、かりゆし58の「アンマー」を流している。高校時代、コロナ下の交流試合を含む4度甲子園に出場した甲子園の“申し子”にとって「ジョックロック」には特段の思い入れがある。ただ、使用には自らにハードルを課した。

 「1軍でまだ、結果が出ていないのにジョックロックが流れて打てなかったから、格好悪くないですか?スタメンで試合に出て、結果を残せるようになってから使います」

 1日現在で自己最多の56試合に出場して打率・277、2本塁打、21打点。猛虎の中軸として、正真正銘のレギュラーの座をつかめる好位置で躍動する。「魔曲」を選べるようになったのは、1軍の舞台で結果を残せる自信がついてきた証だ。

 「いずれファンの方にもジョックロックを歌って応援してもらえたらうれしいです。力むかもしれないですけど…(笑い)」。4万人を超える虎党が背中を押せば、聖地は一体どんな雰囲気になるのか。そんなことを思うと楽しみで仕方ない。(石崎 祥平)

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