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阪神・今岡打撃コーチが輝に「速球破壊」指令 「確率上げれば雰囲気が変わる」“打てる球”はじき返せ!

スポニチアネックス / 2024年7月2日 5時16分

阪神・佐藤輝

 阪神・今岡真訪打撃コーチ(49)が、佐藤輝明内野手(25)の飛躍を求め「ストライクゾーンに来るストレート系を打つ確率を上げること」と指令を出した。ここまで50試合出場で打率・234、3本塁打、21打点ながら、一時の低迷を脱し、目下6試合連続安打と好調モードに突入したスラッガー。4ゲーム差の首位・広島と敵地でぶつかる、きょう2日からの3連戦でも“速球破壊力”が勝利のカギを握りそうだ。

 佐藤輝の状態が明らかに上がってきた。目下6試合連続安打中。6月14日に・201まで沈んだ打率は、・234に回復。自己最長118打席に伸びたノーアーチが止まるのも時間の問題という気配が漂ってきた。ここからさらに上昇するために必要なポイントは何か。今岡打撃コーチはこう指摘した。

 「ストライクゾーンに来るストレート系のボールを捉えることが大事。ただただ、その確率を上げるだけで、打席内での雰囲気が変わり、相手投手に与える印象まで変わってくると思う」

 現役時代には03年に首位打者、05年に打点王のタイトルを獲得し、両シーズンのリーグ優勝に貢献した。コーチとしては、ロッテ時代を合わせて9年の指導歴がある。タテジマを着るこの2年間、各選手のスイング、調子、取り組みを頭にインプットしてきた。

 佐藤輝について、技術面は「タイミングをしっかり計りながら、インサイドアウトの軌道でスイングをすること」と現在の取り組みの継続が大事だと説く。その上で、速球系の“打てる球”をはじき返す精度を上げることが、飛躍の近道になると考えている。

 佐藤輝はボール球に手を出す印象が強いが、そもそも今季は打ち損じが目立つ。速球系(直球、カットボール、ツーシーム)が結果球の打席は92あり、安打は20(打率・217)にとどまる。猛打賞だった30日のヤクルト戦でも「ストライクゾーンのストレート系」のファウルが5球あった。確かに、改善の余地はありそうだ。

 今岡コーチは「ストレート系のストライクを捉えられれば、他の変化球への対応力が上がる可能性がある」と相乗効果も口にする。実際、30日の試合は、第3打席でサイスニードの高め151キロを捉えて二塁打にした後、変化球を打った二塁打を2本続けた。

 コースを間違えてはいけないという重圧を投手に与えれば、コントロールミスや余分な球数を誘発する可能性もある。そうすれば佐藤輝の前後を担う打者への好影響も期待できる。勝率5割、4位で迎える、きょう2日からの首位・広島との3連戦。速球系を次々と仕留め始めた時、チームへのシナジー効果は計り知れない。(倉世古 洋平)

 ○…佐藤輝(神)のストレート系(直球、カットボール、ツーシーム)の打率を見ると、昨季の.305に対し、今季はシーズン打率を下回る.217と苦戦。コース別では昨季と同様に低めを得意としているが、ど真ん中は打率.077(13打数1安打)で打ち損じが目立っている。

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