フランス指揮官「3Dで見えるようだ」 “マスク着用”エムバペに言及「今後はもっと慣れないと…」

＜欧州選手権　フランス・ベルギー＞8強進出を決め、デシャン監督（左）と喜び合うフランス代表エムバペ（ロイター）

　◇欧州選手権決勝トーナメント1回戦　フランス1―0ベルギー（2024年7月1日　デュッセルドルフ）

　サッカーの24年欧州選手権（EURO）ドイツ大会決勝トーナメント1回戦は1日、世界ランク2位フランス（D組2位）が同ランク3位のベルギー（E組2位）に1―0で勝利。後半40分のオウンゴールが決勝点となって注目の“強豪対決”を制し、2大会ぶりの8強進出を果たした。

　デシャン監督は試合後「我々は大きく前進した。相手は攻撃的なチームだが、（今日は）明らかに用心深かった。我々は全力を尽くし、相手よりも多くチャンスを作り相手の罠にもまらなかった。その点は良かったが、もちろんボール保持だけでは勝てない。もっとチャンスを作りたい」と話した。

　今大会4試合で3得点という攻撃には「オウンゴールだろうがゴールが決まればそれでいい。最高のチームが集まる（このEUROは）ここからさらに激しさを増す。我々はもっと得点できる力を持っているはずだ。EUROが始まって以来、我々にとって難しい状況が続くが、常にチャンスはあった」とコメント。

　鼻骨を骨折し、フェースマスクを着用してのプレーが続くエムバペについては「彼はマスクに慣れつつある。汗をかくこともあるし、それが目に入ることもある。時には視力に影響が出ることもある。彼はマスクが3Dで見えるようだと言っていた。目の前でのプレーはすべて問題ないが、周辺視野に遅れがある。だが、今後もっとマスクに慣れる必要があるだろう」と言及。マスク着用がプレーにも影響を与えていることを明かした。