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復活期す照ノ富士が名古屋で始動 幕下の草野と実戦形式で8番 錦富士を相手に右四つの形を確認

スポニチアネックス / 2024年7月2日 14時34分

錦富士(左)を相手に立ち合いから右四つに組んで一気に寄る動きを確認する照ノ富士(前川 晋作)

 大相撲の横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)が2日、名古屋市瑞穂区の伊勢ケ浜部屋で名古屋場所(14日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)へ向けての稽古を行った。

 両膝に分厚いサポーターを施し、四股や鉄砲で入念に体を動かしてから土俵へ。最初は西幕下31枚目の松井(19)を相手に仕切り線の位置から胸を出して稽古をつける「あんま」で連続5番。押させてから重い腰で残すと上手を取ってじっくり攻め返して実戦に近い動きを確かめた。

 次は、東前頭17枚目の錦富士(27)を相手に、立ち合いで左上手を引いて右を差して一気に寄る動きの確認を連続で5回。実戦に近い形式で得意の形を試した。その後、少し時間をおいてから西幕下29枚目の草野(23)と連続で8番。今度は立ち合いからしっかり踏み込む実戦形式の三番稽古で、右四つ左上手を引いての速攻や相手のまわしを切る技術なども見せた。

 照ノ富士は今年の初場所で9度目の優勝を果たすも、その後は2場所連続で途中休場。古傷の両膝や腰に加えて5月上旬には左脇腹も痛め、夏場所は初日の大の里戦に敗れると2日目から休場を余儀なくされた。6月中は基礎運動や筋力トレーニングから始め、21日からは幕下力士相手に胸を出しながら対人稽古を再開。12日後に迫った名古屋場所へ、徐々にペースを上げているようだった。

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