ワンオク・Taka パニック障害を公表 決意の裏に「失礼な対応があったらよくなかったなと…」

「ONE　OK　ROCK」Taka公式インスタグラム（＠10969taka）から

　ロックバンド「ONE　OK　ROCK」のTaka（36）が2日、自身のインスタグラムで生配信を行い、パニック障害と闘っていることを告白した。

　日本から帰国し、米ロサンゼルスの自宅からの生配信で「実は伝えておきたいなと思って。っていうのも、自分がどうとかそういうことではなくて、失礼があってはよくないなというのがあって。誤解とか勘違いされるのもシャクなので」と前置きした上で、「実はね、俺、けっこう何年か前からパニック障害になっていまして」と打ち明けた。

　「広場恐怖症というか狭い場所に行くと、どうしても心臓というか、鼓動がすごく早くなったり、汗かいたり。どうしても不安になってその場に立ち止まれないいられないといった、そういう病状がありまして。本来であれば6月中旬に帰ってくる予定だった」という。しかし、大阪でのライブの後、新幹線に乗る前に症状が出たため「ホームで2時間くらい、マネジャーとイベンターさんと一緒に症状が治まるのを待ったりしてたんです」と説明。その際、ファンに話しかけられたが、「だいぶ追い込まれてた」と対応しきれなかったようで「失礼な対応があったらよくなかったなと思いまして」と詫びた。

　「プライベートは自分の写真撮るとか撮らないとか判断するんだけど、症状になってる時は言葉すら出て来なくて。でも、せっかくライブ見に来てくれて、ずっと応援してくれてる人たちかもしれない。失礼があるのは嫌だなと。そういうことが今後起きてもしょうがない状態。塩対応過ぎる時は“Taka、パニクってんだな”って気軽に受け止めてくれたらいいなと思ってます」と理解を求めた。

　パニック障害については「自分なりにしっかり勉強しているし、ストレスがたまっていたり、いろんな環境が重なった時にそうなる。特にファンの皆さんに心配してもらいたくて言ってるとかそういうことではなくて。対応ができなかったり、プレッシャーになったりするので、ご理解いただきたいと」とした。

　帰国時の飛行機でも同様の症状が出たといい、「スタッフの方にもご迷惑をおかけして申し訳ないなと。2回続いたので、3回目はねえなと。こういう障害と向き合って生きていくというところで、ちゃんとオープンにしていった方がいいなと。そういうことがあったのでちゃんと言っていこうと」。大阪で話しかけてきたファンに対しても「丁寧に話しかけてくださったので罪悪感がハンパねえなと思ったので」とさまざまな出来事が重なったことを踏まえて、公表を決めた。

　「逆にマジで心配はしてほしくなくて。たぶんこういう症状を持っている人ってたくさんいらっしゃると思うんで、そっとしといてください。動きまわってたり、ずっとステイしてたら、あいつパニクってんなって軽く流してもらえたら。それだけで十分に救われるんで」と語った。