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ソフトバンク・山川 キングへ復活弾!! チームは4連勝で貯金は今季最多29 最短で6日にM点灯

スポニチアネックス / 2024年7月3日 6時3分

<ソ・西>お立ち台で、どすこいポーズする山川(左)と栗原(撮影・白鳥 佳樹)

 ◇パ・リーグ ソフトバンク3-2西武(2024年7月2日 東京D)

 ソフトバンクの山川穂高内野手(32)が2日、5月22日の楽天戦以来、31試合131打席ぶりの一発を放った。2―0の6回に同僚の近藤に並ぶリーグトップの13号ソロ。悩み苦しんだ大砲の41日ぶりとなる本塁打が貴重な追加点をもたらし、チームはカード初戦に10カード連続で勝利。今季7度目の4連勝で貯金を今季最多29とし、最短で6日にも優勝マジックが点灯する。

 東京ドームに集結した鷹ファンと一緒になってベンチ前でどすこいポーズを決めた。山川が実に31試合、131打席ぶりのアーチを描いた。

 6回1死、佐藤隼の150キロ直球を左中間スタンドに運んだ。リーグトップタイの13号ソロ。「完璧に捉えることができました。久しぶりの感覚でした」。攻撃後に一塁の守備に就くと「ちょっと泣きそうでした」と感情が一気にこみ上げてきた。

 自己最長のトンネルだった。6月はまさかのノーアーチ。チームが快進撃を続ける中で打率・182、0本塁打、4打点ともがき苦しんだ。さまざまなことを試し、改善に着手したが結果は伴わなかった。「こんがらがってしまっていた。数字的なものはもちろんだけど感覚がよくないのが苦しかった」と振り返った。

 とことんバットを振る山川からすれば極めて異例のことだが、リーグ戦再開前の休日では2日間バットを置いて映像の分析やリフレッシュに努めた。「より正解に近い打ち方は近ちゃんなんだと思う」と自身を抜いて本塁打リーグトップに立った近藤の映像もチェック。「僕は100年近い歴史がある中でそもそもの大前提があると思っている。理にかなった打ち方をしてないとあんな数字は残らない」。打撃練習ではセンターを中心に打ち返すバットの軌道を意識した。

 この日の試合前には西武・中村剛と打撃談議を交わした。歴代10位の通算478本塁打を放つ大砲からは左足を地面についてからタメをつくる大切さを助言された。「最初は話しかけることもできずに背中を追っかけて3年目ぐらいからちょっとずつ打撃のことを聞き始めた。困ったら中村さんだった」という打撃の師匠だ。久しぶりに技術論について言葉を交わしスッキリした気持ちで試合に臨んだ。

 月が変わって主砲が復活し、チームは4連勝で貯金を今季最多29とした。山川は「言葉にするのが難しいけど、手とか脳に感触がしばらく残っている。間違いなく6月よりは良くなると思う」と巻き返しの量産を予告するように話した。 (木下 大一)

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