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福岡大大濠が7回コールド発進 背番号10の平川は7回2死まで完全投球 5回終わり「意識した」

スポニチアネックス / 2024年7月3日 5時33分

<福岡大大濠・輝翔館中教校>先発し好投した福岡大大濠・平川(撮影・岡田 丈靖)

 ◇第106回全国高校野球 福岡大会2回戦 福岡大大濠7―0輝翔館中教校(2024年7月2日 春日)

 35年ぶりの代表を目指す福岡大大濠が7回コールド発進。背番号10の平川絢翔(あやと)投手(3年)が7回2死までパーフェクト投球を展開し、2安打完封した。

 背番号10の平川が7回2死まで打者20人をピシャリ。一人の走者も許さない完全ピッチングで「今日は真っすぐが良かった。5回が終わって記録を意識した」。自己最速タイの146キロをマークした速球と切れのいいスライダーの緩急がさえた。

 “快挙”まであと1死から中前に初安打、さらに二塁打と連打されたが、最後の打者を10個目の三振に取り、24年夏を零封勝ちで発進した。

 背番号1のプロ注目146キロ右腕、柴田獅子(れお、3年)とは「いい刺激をもらっている。向こうは凄いので負けないように頑張っている」と競い合う仲。大会前は課題だった制球力を磨き「投手陣で一番調子がよかったので起用した」という八木啓伸監督(46)の信頼に応えた。柴田も「次は僕が投げて勝ちます」と奮い立つ。35年ぶり夏の覇者へ、ダブルエースが万全だ。 (中島 泉)

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