オーストリア指揮官「帰国するなんて信じられない」 EURO16強敗退に落胆「運に恵まれなかった」

＜欧州選手権　オーストリア・トルコ＞試合後、16敗退に終わったオーストリア代表イレブンを励ますアラバ（中央）（ロイター）

　◇欧州選手権決勝トーナメント1回戦　オーストリア1―2トルコ（2024年7月2日　ライプチヒ）

　サッカーの24年欧州選手権（EURO）ドイツ大会決勝トーナメント1回戦は2日、オーストリア（D組1位）がトルコ（F組2位）に1―2と惜敗。同国史上初の8強進出とはならず、ラングニック監督は「今日帰国するなんて信じられない」と落胆した。

　オーストリアは1次リーグでオランダから金星を挙げ、史上初の1次リーグ首位通過を果たす快進撃。今大会のダークホースとして注目を集めたが決勝トーナメント初戦で敗退。トルコの3倍以上となる20本のシュートを放つも、あと1点及ばずラングニック監督は「我々は必要な運に恵まれなかった。試合が延長戦に突入していたら、我々が勝っていただろうと思う」と話した。

　続けて「今日帰国するなんて信じられない。旅は続くと思っていたのに…」と落胆の色を隠せず。「相手のセットプレーを十分に守れなかった」と反省。

　最後には今大会を振り返り「今日を含め、我々がプレーした4試合は非常に面白かった。すべてが順調に進んだわけではないが、非常に面白くて緊張感のある4試合だった。これから我々はこの勢いをネーションズリーグ、そしてワールドカップ予選に持ち込んでいきたい」と気持ちを切り替えていた。