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劇的すぎる!ドジャース9回2死から逆転サヨナラ勝利 大谷翔平は27号含む3安打「勝てて良かった」

スポニチアネックス / 2024年7月3日 14時11分

7回に27号2ランを放ち、バットを投げる大谷翔平(AP)

 ◇ナ・リーグ ドジャース6×-5ダイヤモンドバックス(2024年7月2日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(29)が2日(日本時間3日)、本拠でのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場し、27号を含む3安打2打点。チームも土壇場で逆転サヨナラ勝利を収めた。

 初回の第1打席は左翼線への二塁打を放ち、2死からT・ヘルナンデスの適時二塁打で先制のホームを踏んだ。3回の第2打席は右足に自打球が直撃し痛みに悶絶。最後は空振り三振に倒れた。5回の第3打席は中前打を放った。

 2-3と勝ち越された直後の7回裏の第4打席は、無死一塁から相手3番手・マルティネスの2球目、内角に甘く入ったスライダーを強振し、右中間席に逆転の27号2ラン。打球速度112マイル(約180.2キロ)、飛距離433フィート(約132.0メートル)の一発となった。これでメジャー通算501打点とし、イチロー(780打点)、松井秀喜(760打点)に次ぐ日本選手3人目の大台突破となった。

 4-5の9回1死の第5打席は空振り三振に倒れた。

 ドジャースは7回に大谷の27号2ランで4-3と逆転に成功も直後の8回にトライネンが失策もあって同点に追いつかれると、9回にはフィリップスがピダーソンに勝ち越しソロを被弾。救援陣が踏ん張れず4-5で9回裏を迎えた。

 先頭・パヘスに続き、大谷も倒れ2死走者なしとなったがスミスが二塁打でチャンスメークすると、フリーマンが右中間を破る適時二塁打を放ち、土壇場で同点に。なおも2死二塁で続くT・ヘルナンデスが左前に弾き返し、二塁走者・フリーマンが激走。サヨナラのホームを踏んで劇的勝利を収めた。

 試合後、大谷はサヨナラ勝ちに「本当に最後、難しい試合だったけど、フレディ(フリーマン)もテオ(T・ヘルナンデス)も素晴らしかった」と大喜び。7回の27号2ランを「何とかつなぐことだけ考えて結果的にホームランになった。良いバッティングになったかなと思います」とうなずいた。

 これで直近10戦7発とし「良い感覚が継続してできてるので、まだまだ後半もありますし、まずはこの感覚をしっかりと大事にしたいと思います」と力を込めた。

  10日ぶりのホームゲームとなったこの日は、日本文化を広める「ジャパン・ヘリテージ・ナイト」として開催。一部チケット購入者には袖部分が浮世絵風になった特別ユニホームが配られ、試合前にはギタリストのMIYAVIらがパフォーマンスを行ったほか、人気SFドラマ「スター・トレック」シリーズで知られる日系米国人俳優ジョージ・タケイも始球式を務めた。

 特別な日の活躍に「本当に多くの日本人の方にいつも来ていただいてるんですけど、今日は特別だと思うので、そこでホームランを打ててヒットも打てて最後、勝てて良かったと思います」と笑みを浮かべた。

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